【ニューデリー】統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政府が推進した看板プロジェクトの一つ、ジャワハルラル・ネール全国都市復興計画(JNNURM:Jawaharlal Nehru National Urban Renewal Mission)は、2014年3月31日に9年の計画期間を終えた。同期間に総額7477億80000万ルピーの1345件のプロジェクトが実行されたが、今年2月末までに完成したのは半分以下に留まった。
ヒマチャルプラデシュ州シムラにおける州際バスの多層ターミナルや城壁で囲まれたラジャスタン州ジャイプール市内の古い下水道管を掘削作業なしで新しいパイプに取り替えることができるパイプ・バーシング技術など、JNNURMは、全国の都市にある種の印象を残した。
UPA政権は、公民協力(PPP:public-private partnership)や地方都市の自主性を重視し、2012年に7年の期限を終え2年延長された同プロジェクトを、さらに延長することを計画しているが、その運命は、選挙後に発足する次期政権の判断に委ねられる。
○銀行界、建設会社の債務再編に法廷用監査要求
【ムンバイ】銀行界は、負債返済に窮した建設会社との応対の体験から慎重になっており、ローン再編を求めるEPC(engineering, procurement and construction)部門に不正監査(Investigative Audit)を求めるようになっている。
法廷用監査(forensic audit)は、貸し手が、当該企業のより明確な状況を把握するのを助け、法人債務再編に伴うパッケージ不良(package failure)のリスクを軽減することができる。
政府系銀行の幹部は、「現在直面する景気後退期に多くの債務再編を手がける中で、我々は厳しい教訓を学んだ。再編パッケージを実行した後で、机上の計画とは異なる事態の展開やギャップに直面し、蹉跌した」と語った。
【ニュースソース】
Urban Renewal Mission: Only half the projects completed
Cautious bankers to 'investigate' construction firms before debt recast
ご意見