【ニューデリー】マンモハン・シン首相が座長を務める計画委員会(Planning Commission)のモンテク・シン・アルワリア副議長によると、インド労働者の実質賃金は、統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政権下に、それ以前に比べ6倍の速度で成長した。
誰もが、UPA政権下とそれ以前を比較し、UPA政権以前には、雇用が急速に拡大したが、UPA政権の下で挫折したと語る。その通りだが、UPA政権以前の失業率は高く、UPA政権の下では下降した。雇用がより良い賃金収入につながったかを確認する必要がある。
実質賃金は、UPA政権下に、それ以前に比べ6倍の速度で成長した。雇用が拡大したとは言えないが、雇用に関して何処に注目すべきかを明確にしておく必要がある。手元にある雇用データの信頼性は、極めて疑わしいため、労働市場で実際に何が生じているかに関して多くの混乱が生じている。
農業部門の成長は、実質賃金と農村消費の伸び率上昇を背景に加速した。都市部の消費の伸びは、農村部の消費の伸びを上回ったが、UPA政権下に両者のギャップは縮まった。
○インド企業ずさんな人材管理のコスト、年間233億ルピー
【ムンバイ】リンクトイン&プライス・ウォーターハウス・クーパースの合同調査報告によれば、人材管理のまずさから、人材調達面で約233億ルピーの浪費を生じさせている
『適者生存(Adapt to Survive)』と銘打った同調査は、インドを含む11の市場で行われた。技能のアップグレードや異事業への転換が果たせないことに伴う損失は世界的に1500億米ドル、インドだけで5330億ルピーにのぼる。
【ニュースソース】
Indian workers' real wages grow six times faster under UPA: Montek Singh Ahluwalia
Poor talent management costs India Inc ₹2,330 cr annually
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