【ニューデリー】オリッサ州政府が5月半ばに総選挙が終わるまで、用地残余分の移転を行わない見通しのため、韓国企業Poscoの5200億ルピー鉄鋼プロジェクトの着工は、さらに遅延しそうだ。
韓国企業は1月に年産1200万トン・プラントの環境認可を取得、8年間に及んだ待機に終止符を打った。しかし、消息筋によると、州政府がまだ残る1000エーカーの用地の引き渡しを行っていないため、その後進捗を見ていない。総選挙を配慮すれば、短期的には如何なるプロジェクトの進捗も望めない。
鉄鋼省が今月行う見直し作業により、複数の主要プロジェクトの運命が明らかになるが、Poscoは、十分な用地が確保されない現状で、ジャガットシンプールにおける製鉄所&港湾プロジェクトに着手するのは困難との意向を表明していると言う。
○国営製鉄会社RINL、鉄鋼需要増予想
【ヴィシャカパトナム】国営製鉄会社Rashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)は、向こう数ヶ月の鉄鋼需要に明るい見通しを抱いている。P.マドゥスダン会長兼専務取締役(MD)は、世界経済は今年良好な成長が見込めると語る。
国内経済も政府が最近インフラ開発に積極的姿勢を見せていることから同様に明るい。国内各地で複数のインフラ・プロジェクトが着工されており、鉄鋼、取り分け条鋼に対する底堅い需要が存在する。他の業界にも復調の兆しが見られることから、来月稼働するRINLの新プラントの製品にも十分な需要が望める。マドゥスダン会長は国内同業各社が製品価格を一層引き上げる可能性を示唆した。
【ニュースソース】
Development on Rs 52,000 crore Posco project likely only after polls: Sources
RINL expects steel demand to rise
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