1996-01-08 ArtNo.4493
◆<星>3M、技術支援センター拡張にS$1100万投資
【シンガポール】ヘルスケアーから光ファイバーや工業用接着剤に至るまで各種の材料製造を手掛ける米国拠点の3Mグループはシンガポールに設けた技術支援センターの拡張に1100万Sドルを投じる計画だ。
経済開発局(EDB)がジャラン・プミンピンの3M事務所で催した地域営業本部(OHQ)に関する記者会見の席上、3Mシンガポールのロバート・ウェンデボーン重役(MD)が明らかにしたところによれば、同社はシンガポールで今後5年間に工業用電子関連製品の開発も手掛ける計画で、技術支援センター内にエレクトロニクス・デザイン部門を組織中だ。最新の電算機器を装備した同部門は今年末には操業を開始、向こう5年間にはフルスケールの製品開発施設を装備する。また現在55人の技術センター・スタッフは今年内にも80%増員される。シンガポールの他、インドネシア、マレーシア、フィリピンにも拠点を有する同社の東南アジア営業額は昨年2億5000万米ドルに達し、年率23~25%の成長が見込まれている。同社の94年の世界営業額は120億米ドルで、内10億米ドルが研究開発に投じられたと言う。(ST,LZ:12/30)
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