【ニューデリー】商工省は、『2009－2014対外貿易政策(FTP:Foreign Trade Policy 2009-2014)』の前回の見直しの際、2013－14年度の輸出目標を3250億米ドルに設定した。
チダムバラム蔵相は、『2014－15年度暫定予算案』を国会に上程した際、2013－14年度商品輸出額が前年比6.3％増の3260億米ドルに達すると予想した。
専門家らは、商工省の輸出目標と財務省の輸出予測値も、達成困難と見通している。Aditya Birla GroupのAjit Ranade主任エコノミストは「昨年度の輸出実績を上回ることは確かだが、3260億米ドルに達するのは難しい。昨年を上回る成長は疑いないが、FTPの直近の見直し目標には及ばないだろう」と語った。
○サービス部門のマイナス成長持続：HSBC
【ムンバイ】香港上海銀行(HSBC)の『購買管理者指数(PMI:Purchasing Managers' Index)』報告によれば、サービス部門は、マイナス成長の速度は鈍化したものの、8ヶ月連続の下降線を辿った。
HSBCサービス・ビジネス活動指数は、2014年2月に48.8をマーク、前月の48.3をを僅かに上回ったものの、50を下回り、依然縮小傾向を保った。
HSBCは報告書の中で、「最新の数字は縮小基調を保ったものの、過去8ヶ月間で最も小幅な縮小だった。調査回答者によれば、産出量の落ち込みは、低調な新規業務と国内経済全般の不安定に起因する」と述べている。
インド・サービス企業の新規受注は2月にも引き続き下降、産出量の縮小を招いた。就業者数は全般的に1月と同レベルを保った。
○エルニーニョ現象の潜在性が成長に脅威も：Crisil
【ニューデリー】信用格付け会社Credit Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)は4日発表した『Crisil Research』報告書の中で、「エルニーニョ現象の再現により雨期が不順なら、経済の復調を鈍化させ、2014－15年度の国内総生産(GDP)成長率は5.2％にとどまる」との見通しを発表した。
【ニュースソース】
Anand Sharma sees exports crossing $300-bn mark
Experts doubtful of meeting FY14 exports target
Services sector still in contraction mode: HSBC
El Nino’s potential return may hurt recovery, growth: Crisil
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