【ニューデリー】総数543人の国会下院議員を選ぶ投票は4月7日から5月12日の間の9日間に行われる。投票日が9日にのぼるのはインド史上最長で、有権者数は8億1400万人。選挙委員会は5日、以上の発表を行った。
ジャールカンド州、チャッティースガル州、アッサム州、マドヤプラデシュ州、マハラシュトラ州における投票は3回、アンドラプラデシュ州、マニプル州、オディシャ州、ラジャスタン州、トリプラ州における投票は2回に分けて行われ、その他の州の投票は1日で済まされる。
テランガナ地区を含むアンドラプラデシュ、オディシャ、シッキム3州の州議会選挙も同時に行われる。
統一したアンドラプラデシュ州最後の州議会および国会下院選挙の投票は4月30日と5月7日に行われる。先ずテランガナ地区の国会17議席と州議会119議席を選ぶ投票が4月30日に、残りの国会25議席と州議会175議席の投票が5月7日に実施される。
全国543国会選挙区の開票は5月16日に行われる。有権者の96%近くに選挙人写真身分証明書が発行済みで、国政選挙としては初めて、電子投票機に、どの候補者にも投票したくない有権者のための白票(NOTA:none of the above)ボタンが設けられる。デリー州における昨年12月の州議会選挙で既に導入されている。
○モデル・コード発効
政府が有権者の投票態度に影響を及ぼすような如何なる政策決定も行うことを禁じた『モデル行動規範(model code of conduct)』が投票日の公示に伴い発効した。しかしウッタルプラデシュ州のAkhilesh Yadav首席大臣は、選挙委員会が投票日を公示する僅か30分前に、多くの優遇措置を発表するとともに、多数の開発プロジェクトの起工式を主宰した。
○ゴア活動家、4月17日選挙取り消し要求
【パナジ】弁護士で活動家のアイレス・ロドリゲス氏は5日、インド選挙委員会(ECI:Election Commission of India)に対し、キリスト教の洗足式(Maundy Thursday)と重なる4月17日にゴアにおける国会下院選挙を取り消すよう求めた。
聖金曜日(Good Friday)の前日の洗足式は、カトリック教徒にとって重要な日で終日断食と祈祷をせねばならない。ゴア人口の約26%がカトリック教徒と言う。ゴアは2国会議席を有する。