【ニューデリー】煩瑣な武器調達手続きと国防省の官僚体質が、長期にわたりインド軍の戦闘能力不足の主因と見なされてきたが、今や、日増しに拡大する資金不足を増幅する三軍の連携欠如と言う一層深刻な問題が懸念されている。
経済成長の鈍化とルピー相場の下落は、野心的国防近代化計画を推進するための資金を不足させた。加えて、武器調達の優先順位に関して陸海空三軍長官による調整がなされないことから、向こう15年間の長期総合計画は、単なる高嶺の花と化している。
インド軍筋は、「不足は極めて深刻だ。納入業者との交渉が遅々として進まない原因は、単純に新規契約のための十分な資金がないからに他ならない」と指摘する。新規購入のための予算は、ほとんど全額が、これまでに調達した武器の支払いに充当されている。この種の代金は5~10年にわたり、分割して支払われる。今年度の軍事予算7344億4000万ルピーの内、新規購入に充当できるのは295億5000万ルピーに過ぎないと言う。
【ニュースソース】
Arms acquisitions languish without funds or coordination
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