1996-01-06 ArtNo.4481
◆<星>今年の建設需要、昨年を下回る:建設業開発局
【シンガポール】今年の建設工事発注額は過去最高をマークした昨年の147億Sドルをやや下回る143億Sドルになる見通しだ。
建設業開発局(CIDB)のラム・シウワー局長が4日催された“96年の建設不動産展望”と題するセミナーで語ったところによると、昨年の公共部門発注額は94年を50%上回る過去最高の84億Sドルに達したが、今年は更に5億Sドル増えるものと予想される。住宅開発局(HDB)の今年の発注額は37億Sドルと見込まれ、うち6億Sドルが既存フラットの改修に当てられる。しかし民間部門の今年の発注額は54億Sドルと、昨年実績を10億Sドルほど下回る見通しだ。民間部門の発注額は減少するものの、今後2年間も建設業は健全な成長を続ける見通しで、CIDBはこの先3年間の建設業の成長率を年率7.8%と予測している。(ST,BT,LZ:1/5)
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