1996-01-06 ArtNo.4478
◆<星>経済開発局、多国籍企業育成で200社をリストアップ
【シンガポール】向こう10年間に年商1億Sドル以上の地場多国籍企業100社の育成を目指す経済開発局(EDB)は、成長の潜在性を有する地元企業(PLE)200社をリストアップしている。
地元多国籍企業の育成構想は昨年3月にゴー・チョクトン首相が提起したもので、EDBのリム・チントン理事が4日明らかにしたところによれば、これら200社の昨年の売上は前年比30%増の60億Sドルをマークした模様だ。200社中の24%は電子部門、21%は精密工学部門、16%は軽工業部門、8%はロジスティクス部門、20%はその他の部門に属し、昨年の営業額は平均3000万Sドル、また固定資産投資は合計2億8000万Sドルと、地元企業のこの方面の投資総額の2分の1以上を占めた。
一方、EDBは昨年地元企業の設備改善、リージョナライゼーション、発明活動等を支援するため6億8000万Sドル以上のローンや補助金を提供した。この内5億2400万Sドル(13%増)は地元企業融資スキーム(LEFS)下に1600件以上のプロジェクトに融資されたと言う。(ST,BT,LZ:1/5)
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