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1996-01-05　ArtNo.4463

【シンガポール】経済開発局(EDB)の報告によれば、一昨年30％以上の成長を見たシンガポールのコンピューター及びマルチメディア装置産業の昨年の生産額は115億Ｓドルと、前年比10％の成長にとどまったもようだ。
アナリストや業界筋は今年は、一昨年ほどではないにしろ、同業界の成長が加速するものと予想している。例えばコンパック・コンピューターの1億米ドル拡張計画が4月には完成し、イーシュン工場の製造能力が2倍に拡大される。また1995年の同業界の成長はキー・コンポーネントの供給不足により阻害されたが、例えば世界のチップ・メーカーは400億米ドルを投じて設備拡張を進めており、部品供給の逼迫は緩和する見通しだ。とは言え一部のメーカーはその製造拠点を引き続き隣国に移転するため、同業界の成長加速を鈍らせる可能性も有ると言う。(BT:12/27)

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