ビハール州Patnaのガンジー広場(Gandhi Maidan)と鉄道駅周辺で10月27日発生した連続爆破事件では、5人が犠牲になり、多くの負傷者が出た。
警察によると、爆弾は3つグループにより仕掛けられた。捜査当局は、インディアン・ムジャヒディン(IM:Indian Mujahideen)工作員のアクタール(Tehseen Akhtar alias Monu)が首謀者と見ている。
容疑者の1人、ジャールカンド州Ranchi出身のAinul alias Tariqは、駅のトイレに爆弾を仕掛けた際、重傷を負い逮捕された。同じくRanchi出身のImtiaz Ansariも駅から逃走を図ったものの捕縛された。両者は犯行を認めていると言う。爆破事件が起こった翌日、警察は別に1人の容疑者を逮捕した。
アクタールは、インド人民党(BJP)の首相候補ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)氏に狙いを定め、BJPの演説会場となったガンジー広場周辺で一連の爆破事件を起こし、最近のウッタルプラデシュ州Muzaffarnagarにおける暴動の仕返しを図ったものと見られる。
初歩的調査によれば、アクタール容疑者は、ジャールカンド州Ranchiにおいて、配下の者少なくとも6人に爆破装置を手渡した。既に逮捕されているMohammed Imtiaz Ansariを含む仲間は、連続爆破事件の前日、二人づつ一組になってRanchiを離れ、Patnaに赴いた。
2010年にウッタルプラデシュ州Varanasi、2011年にマハラシュトラ州Mumbai、2013年にアンドラプラデシュ州Hyderabad市Dilsukhnagarおよびビハール州Bodh Gayaで発生した爆破事件に関与した嫌疑がかけられているアクタール容疑者は、今年8月にYasin BhatkalおよびAsadullah Akhtarが逮捕された後、IMの指揮権を握ったものと見られる。
一方、マハラシュトラ警察テロ対策班(ATS:Anti-Terrorism Squad)は、今年9月に同州Mumbaiの法廷から逃走したIMメンバーのAfzal Usmaniをウッタルプラデシュ州で逮捕した。
ATSのRakesh Maria主任によると、2008年にグジャラート州Ahmedabadで発生した爆弾事件に関与したとされるUsmaniは、ネパールに逃亡を図ったがウッタルプラデシュ州Rupadiaの鉄道駅舎の外で逮捕された。
Usmaniは甥のJaved Nurullah Hussain Khanの助けでムンバイから逃走したが、ATSは10月25日、Khanを捕縛しており、このことがUsmaniの逮捕につながったと言う。
【ニュースソース】
Two arrested, hunt on for four more for Patna serial blasts
IM provided bombs: Police
Indian Mujahideen man on the run held in UP
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