中央銀行(RBI:Reserve Bank of India)は火曜(10/29)、短期貸出金利(repo rate)を7.5%から7.75%に25ベイシス・ポイント(bps)引き上げる一方、地場銀行が政府証券を担保に純需要有期負債(NDTL:net demand and time liabilities)の最大1%まで翌日物短期資金を中央銀行から借り入れることができるMSFレート(Marginal Standing Facility Rate)を8.75%に引き下げた。
第2四半期金融政策リビュー発表後、「タカ派、ハト派、あるいは中立的な政策か」との質問を受けた中央銀行のRaghuram Rajan総裁は、「我々は、事態がどのように推移するかと言う判断に基づき、皆が心地よい水準に金利を設定した。我々が予想した以上に高水準のインフレや低調な経済成長等、今後の経済動向のデータが明らかになれば、相応の措置を講じる。現時点における我々の見通しに基づいた心地よい水準と言うことだ」、「中央銀行は十分な措置を講じたと言えるかも知れないが、今後の経済動向を見る必要がある」、「ワンセットの金利引き上げ案を準備しているとは言わない。我々は、我々が知り得る限り十分な措置を講じたと考える」等と語った。
また、「銀行界はMSFレート引き下げに応じて、金利を引き下げると思うか」との質問に、「それは銀行界が決めることだ」と述べた。
総裁によると、市場の石油需要が回復して初めてルピー・レートは安定する。中央銀行が提供する通貨の特別スワップ・ファシリティーは段階的に廃止すると言う。
【ニュースソース】
Short-term cost of funds down, it's for banks to decide on rate cuts: Raghuram Rajan
RBI may have done enough on rate hikes: Raghuram Rajan
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