【ニューデリー】中央銀行に対して差し迫った金融恐慌の危険を2005年に警告した男が、独特の金融危機と格闘する中央銀行の次期総裁に指名された。
国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)の主任エコノミストを務めた経歴を有するRaghuram Govind Rajan財務省主任経済顧問が6日、D. Subbarao中央銀行総裁の後任に指名された。
インド市場が凄惨な波乱に見舞われた当日、同人事は発表された。この日、ボンベイ証券取引所(BSE)センシチブ指数(SENSEX)は、500ポイント以上の落ち込みを見た後、前日比449ポイント(2.34%)安で引け、1万9000の心理的防衛ラインを割り込んだ。
ルピーの対米ドル相場は、過去最低の61.80ルピーまで下降したが、同人事の発表を受け、最終的に前日の終値を11パイサ上回る60.77ルピーまで戻した。
【ニュースソース】
Rajan tasked to fix financial faultlines
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