1996-01-04 ArtNo.4454
◆<馬>2020年までの体制は確立:首相電子インタビュー
【クアラルンプル】2020年までの国家目標及びリーダーシップのスタイルは既に定まっており、誰が政権を握るかをそれほど懸念するには及ばない。
去る12月27日、政府首脳としては恐らく世界的にも初めてインターネット上におけるeメール・インタービューに応じたマハティール首相は、米国で薬学を専攻中のマレーシア人留学生から提起された「大多数の国民が希望すれば、更に首相を務める考えが有るか」との質問に、「自分はそのつもりだが、いつかは引退の時期が来る」として、以上の考えを語った。それによると、マレーシアは年率7%の成長さえ維持されれば、2020年までに先進国に仲間入りできるが、これまで平均8%以上の成長を遂げてきており、たとえ将来成長が多少鈍化しても目標を達成できると言う。マハティール首相はまた引退後、国連事務局長のポストに就く用意は有るかとの質問に、「それはマレーシアにとって名誉なことだが、自分がその種の任に適しているとは思わない」と答えた。
この日の約30分間のインタビューで首相は8つの質問に答えたが、同プログラムを主催したアジア・コネクットSdn BHdスポークスマンは、「海外からの有る種のデリケートな質問は、首相には伝えなかった」としている。(ST,LZ:12/28)
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