NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2011-03-29 ArtNo.44524
◆内閣信任票買収問題で国会上下両院空転
【ニューデリー】ウィキリークス(WikiLeaks)が明らかにした2008年印米民生用核協力協定に絡む内閣信任票買収問題を巡るManmohan Singh首相の発言内容に関して、野党が直ちに討議するよう要求したことから、22日の国会は空転した。
デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月22/23日報じたところによると、政府が大蔵省予算案(Finance Bill)の審議を先ず行うよう求めたのに対し、野党側は首相発言問題の討議を優先するよう強硬に要求したため、国会上院は1日に3度、下院は1度、休会を宣言した。
野党リーダーを務めるインド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)のSushma Swaraj女史は、国会専門委員会の判定に反する首相のステートメントは特権乱用に当たるとし、人民党統一派(JDU:Janata Dal United)のSharad Yadav議員およびBJPのYashwant Sinha議員とともに国会規則193条(Rule 193)に基づき首相の特権乱用問題を討議するよう求めたが、下院リーダーを務めるPranab Mukherjee蔵相は予算案の審議を先に行うよう求めた。Ms Meira Kumar下院議長は、Swaraj女史に対し、特権乱用問題の討議は、現在審査中であると伝えた。
○ウィキリークス、BJPにも一太刀
【ニューデリー】ウィキリークス(WikiLeaks)が公表した米国外交電文によれば、インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)の指導者は、米国外交官に対し、「公開の場における米国批判は、統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政権に対する得点稼ぎ(easy political points)であって、BJPが政権を握った暁には、印米民生用核協力協定(Indo-US nuclear deal)を害するようなことはしない」と保証したと言う。
ビジネス・スタンダードが3月20日伝えたところによると、ザ・ヒンドゥーがウィキリークスの発表を報じると、国民会議派は直ちに、国会におけるBJPの過去数日にわたる無益な議論を厳しく非難した。
○国連全権大使の反米姿勢を次席大使が非難
【ロンドン】米国のAlejandro D. Wolff国連次席代表と昼食をともにしたインドのAjai Malhotra国連次席代表は、ニルパム・セン(Nirupam Sen)特命全権大使の反米的態度を非難した。
ザ・ヒンドゥーが3月20/21日、ウィキリークス(WikiLeaks)の消息として伝えたところによると、ウォルフ次席大使は2006年5月19日、米国政府に宛てた電文の中で以上の報告を行った。それによると、マルホートラ次席大使は、セン特命全権大使の反米姿勢を無効にする権限をインド政府から付与されていると語ったと言う。
○米国、UPA政権の慎重外交に苛立ち
【チェンナイ】米国政府は、統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政権の極端とも言える慎重な対米外交姿勢に苛立ちを感じている。
米印戦略提携に不可欠な情報交換等の面でインドの非協力的姿勢に業を煮やした某米国外交官は、ウィキリークスが伝える外交電文の中で、ブレジネス時代を思わせる統制と、冷戦時代を思わせる官僚的スタイルを改めさせる必要を指摘している。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.