SEAnews 2011-03-29 ArtNo.44520

【ニューデリー】世界第2位のパーソナル・コンピューター(PC)メーカー、Dell Incは向こう1年間にインドにおける投資を拡大、数千人を新規雇用する。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが3月22／23日伝えたところによると、DellのMichael Dell最高経営者(CEO)は22日、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)主催の会合で、以上の計画を明らかにした。インドにおけるPC普及率は1000人あたり20～30と、依然大きな成長の潜在性が存在する。インドにおける直近の目標は年商20億米ドルの達成で、複数の企業買収も準備していると言う。ちなみに、Dell IndiaのSameer Garde氏は210年3月当時、同社の年商は10億米ドル前後と述べていた。
○Lenovo、ハイエンドＰＣお披露目
【バンガロール】中国企業Lenovo(聯想)のインド子会社Lenovo Indiaは、第二世代intel coreプロセッサー、『Huron River platform』を搭載したハイエンド・パーソナル・コンピューター(PC)を市場に投入する。
デカン・ヘラルドとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月22／23日報じたところによると、HSB Lenovo IndiaのRajesh Thadani部長は、このほど記者会見し、消費者向けノートブックPC新モデルをお披露目した。同モデルは、インドで最初にインテルの最新プロセッサーHuron Riverを搭載したＰＣと言う。
○HCL、ラップトップ／デスクトップＰＣ新製品発売
【ニューデリー】HCL Infosystemsは21日、インテルの第二世代Coreプロセッサーを搭載したラップトップ新製品『ME 1014』／『ME 1015』、デスクトップ新製品『M A365 Pro』をお披露目した。
ザ・ヒンドゥーが3月22日伝えたところによると、HCLのRothin Bhattacharyya上級副社長は、これら新製品はインドのニーズに応じた設計と機能を備えていると語った。
○情報技術関連機器の特別付加税を免除
【ニューデリー】インド政府は24日、情報技術(IT)関連機器に対する特別付加税(SAD:special additional duty)を免除すると発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月25日伝えたところによると、インド政府は昨年度予算で、マイクロプロセッサー、フロッピー・ドライブ、ハードディスク、CD-ROMドライブ、DVDドライブ、フラッシュ・メモリ、コンボ・ドライブ等のIT関連機器に5％の物品税を課した。こにより例えば1万8000ルピーの国産パーソナル・コンピューター(PC)は400～500ルピー、コストが嵩んだ。情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association for Information Technology)のAshwini Aggarwal常務理事によると、今回のSAD免除で、こうしたコスト上昇分は80ルピーに縮小すると言う。