1996-01-04 ArtNo.4451
◆<星>シンガポール・テクノロジー、衛星通信市場開拓に本腰
【シンガポール】シンガポール・テクノロジー・グループは衛星通信市場の開拓に本腰を入れるため、資本金2億5000万Sドルの投資持ち株会社STサテライトを設立した。
STテレメディアのヨー・チートン副社長によると新会社は目下衛星放送事業と衛星移動体通信事業に注目している。前者はビデオ・イメージの衛星放送システムに関わるもので、グループの衛星事業チームは目下複数の衛星放送会社と商談を進めている。新会社はまたインマルサットP、グローバルスター、イリジウム、オデュッセイ等の衛星移動体通信事業への出資も検討している。シンガポール・テレコムや中国企業4社と共同でアジア・パシフィック・モービル・テレコミュニケーションズ(APMT)を設立したのもこうした方針の一環と言う。
衛星通信は高度な専門知識を必要とする特殊領域のため、同グループは専門会社を新設したが、ライバルのシンガポール・テレコムも最近授権資本2億Sドル、払込資本2SドルのシンガサットPte Ltdを設立している。(ST:1/1)
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