SEAnews 2011-03-05 ArtNo.44483

【ニューデリー】インドの2011－12年度国防予算は16万4415クロー(US$365.33億)と、今年度の14万7344クロー(US$327.62億)に比べ11.59％拡大した。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが2月28日／3月1日伝えたところによると、16万4415クローのうち6万9199クロー(US$153.76億)は、資本財に投じられる。ちなみに2010－11年度の資本財支出は当初の6万クロー(US$133.32億)から6万833クロー(US$135.17億)に上方修正された。
○国防企業BEML、事業再編
【バンガロール】公共部門国防産業企業Bharat Earth Movers Ltd(BEML)は、鉄道／地下鉄関連事業の分離を含む事業再編を通じ、5年内に年商1万クロー(US$22.22億)を目指す。今会計年度の売り上げ4200クロー(US$9.33億)と見積もられる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月24日報じたところによると、BEMLのV. R. S. Natarajan会長兼MDはこのほど以上の抱負を語った。再編計画には、浚渫事業への進出、航空部門の拡張等、新成長領域への進出や既存成長部門の拡張が含まれ、年率15～20％の成長を目指す。
○Ashok Leyland、独企業と合弁で国防機器開発
【チェンナイ】タミールナド州Chennai拠点のAshok Leyland Defence Systems Ltd (ALDS)は、ミュンヘン(独)拠点のKrauss-Maffei Wegmann GmbH & Co. KG(KMW)と、先端的国防設備を開発、インド国内および世界市場に売り込むことで合意した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが2月23／24日伝えたところによると、両社は22日、アブダビで催された国際国防博覧会(IDEX:International Defence Exhibition)の会場で関係覚書に調印した。両社は共同で大砲／戦闘システム／戦闘車両／回収車／橋梁敷設システム等の開発を手がける。
○Amtek、イスラエル企業と電子兵器製造
【ニューデリー】地場自動車部品メーカーAmtek Auto Ltd(AAL)は、イスラエル企業Enertec Managementと提携し、各種電子兵器の製造に乗り出す。
ビジネス・スタンダードが2月18日報じたところによると、AALはこのほどボンベイ証券取引所(BSE)に以上の報告を行った。それによると、AALは、Enertec Systems 2001 Ltdの親会社Enertec Managementと合弁会社を設立し、軍事用の先端的電子システム、テスト・システム、シミュレーター等を開発製造する。しかし、インド政府や国防省の承認を得ることが前提になる。合弁計画の詳細は明らかにされていない。