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2011-03-05 ArtNo.44480
◆食品インフレ10.39%に鈍化
【ニューデリー】卸売物価指数(WPI)をベースにした食品インフレは、2月19日までの1週間に10.39%をマーク、前週の11.49%に比べ1%ポイント以上鈍化、昨年同期の21.62%を大きく下回った。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが3月3日伝えたところによると、ジャガイモは昨年同期に比べ12.66%、豆類は同5.02%、タマネギは同3.64%、小麦は同2.06%、それぞれ値下がりした。しかし果実は同16.34%、卵/肉/魚は同14.5%、野菜は同14.29%、ミルクは同11.07%、それぞれ値上がりした。
一方、燃料価格指数は前週の12.14%から12.56%に加速した。
Standard Chartered Bankのエコノミスト、Anubhuti Sahay氏は食品インフレの鈍化はある種のトレンドを示すものと言えるが、燃料価格指数の上昇は加速しており、ヘッドライン・インフレーション(総合インフレ)の行方を占う際は、両者のバランスに注目する必要があると指摘した。今年1月のヘッドライン・インフレは8.23%と、政府が受容可能なレベルとする5~6%を大幅に上回っており、中央銀行Reserve Bank of India(RBI)に金利引き上げ圧力を及ぼしている。Pranab Mukherjee蔵相も新年度予算演説の中で、「インドの食品インフレはアジア諸国中最高レベル」と懸念を表明した。RBIは3月17日の金融政策見直しに際して、政策金利をさらに25ベイシス・ポイント引き上げるものと予想されている。
○1月の消費者物価9.3%アップ、僅かに鈍化
【ニューデリー】工業労働者のための消費者物価指数(CPI-IW:consumer price index for industrial workers)をベースにした2011年1月のインフレ率は9.3%と、前月(2010/12)の9.47%に比べ僅かに鈍化した。
ビジネス・スタンダードが3月1日報じたところによると、とは言え食品に限って見ると上昇率は前月の7.98%から10.22%に加速している。
○政府/中央銀行、あらゆる手段講じインフレ抑制
【ニューデリー】政府は、金利の引き上げ、食料取引市場への介入等、あらゆる政策手段を講じ、ヘッドライン・インフレーション(総合インフレ)を4~T%の水準に沈静させる。
デカン・ヘラルドとファイナンシャル・エクスプレスが3月2/3日伝えたところによると、国際金融研究所(IIF:Institute of International Finance)が2日主催した会議の席上、首相経済諮問委員会(PMEAC:Prime Minister's Economic Advisory Council)のC Rangarajan委員長は、政府の通貨/財政政策はインフレ圧力抑制に照準を合わせていると指摘した。同氏によると、政府は2011-12年度ヘッドライン・インフレが5~6%に沈静すると見通している。
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