SEAnews 2011-03-02 ArtNo.44471

【ニューデリー】Mamata Banerjee鉄道相は２５日、ハイ効率な鉄道インフラの迅速な構築を目指すとともに、一般人のニーズを重視する２０１１－１２年度鉄道予算案を国会に上程した。
エコノミック・タイムズ、qンドゥー・ビジネス・ライン、ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルドが２月２５日伝えたところによると、Banerjee鉄道相は国会下院において「持続的且つ効率的な鉄道の成長を確保し、同時に一般人のニーズに応じる社会的責任に対する感受性も備えたバランスのとれた人間味のある政策を採用するとともに、鉄道網の拡張を通じ、社会的変革を促進することを目指す」と語った。
しかし女史が自身の出身地、西ベンガル州に対する多くの新スキームを発表すると、野党議員らは公正を欠く措置として一斉に立ち上がり不満を表明した。議場は騒然となり、Meira Kumar議長の努力に関わらず、鉄道相の演説は中断を強いられた。
アナリストらは、「主要州における一連の選挙を控えた統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政権は、インフレと汚職に不満を抱く有権者を懐柔するため人気取り政策をふんだんに新年度予算案に盛り込んでおり、鉄道予算案はその先触れ」と評している。以下は新鉄道予算案のハイライト。
①鉄道網の拡充に５７６３億ルピー／１２６億８０００万米ドル。
②乗車賃据え置き。
③鉄道収入１０万クロー(US$222.2億)突破。
④ビジョン２０２０の下、客車需要を満たすため製造施設を増設。
⑤Rae Bareli工場は向こう３ヶ月間に最初の客車を出荷する。
⑥ジャム＆カシーミル州における多くの鉄橋工事を配慮し、同州に橋梁製造工場を建設する。
⑦西ベンガル州Singur付近に地下鉄車両の製造施設建設。
⑧マハラシュトラ州Thakurliに７００MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)のガス火力発電所建設。
⑨西ベンガル州Uluberiaにトラックマシーン産業(Track-machine industry)創設。
⑩鉄道事故発生率昨年の０．２９％から０．１７％に下降。
⑪３鉄道管区に衝突防止装置導入。
⑫昨年の運行キャンセル１５００件、運行時刻変更３５００件。