SEAnews 2011-02-17 ArtNo.44446

【バンガロール】国営国防産業会社Hindustan Aeronautics Limited(HAL)は10日、向こう10年間に2万クロー(US$44.44億)を投じて設備の近代化を図る計画を明らかにするとともに、公開公募(IPO)を行い証券取引所に上場する可能性を示唆した。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ファイナンシャル・エクスプレスが2月10／11日伝えたところによると、HALのD Shivamurthi財務担当取締役は10日、『Aero India 2011』の会場で記者会見し、以上の消息を語った。それによると、国内に19の製造部門と、研究開発(R&D)を担当する10部門を有するHALは、現時点で9000クロー(US$20億)の内部余剰を有し、毎年1500クロー(US$3.33億)の余剰を積み増している。また今後10年間に1500機のヘリコプターを設計／開発／製造することを計画していると言う。
○General Dynamics、HALとホーク装備品の補修契約
【バンガロール】英国のGeneral Dynamicsは、Hindustan Aeronautics Limited (HAL)と、インド空軍のホーク航空機に補修サービスを提供する契約を結んだ。
ビジネス・スタンダードが2月10／11日報じたところによると、General Dynamicsは、HALのために、インド空軍と海軍のHawk MK 132航空機の2種類の武器制御盤(WCP:Weapons Control Panel)と1種類の武器プログラミング・ユニット(WPU:Weapons Programming Unit)から成るストア管理システム(SMS:Stores Management Systems)に第3、第4ラインのサービスを提供するオーバーホール能力を構築するのを引き受けた。契約額はほぼ500万英ポンド。SMSはGeneral Dynamicsが空軍と海軍に納入したもの。
○Ｌ＆Ｔ、EADSと合弁で電子戦機器製造
【ムンバイ】Larsen & ToubroはEADS(European Aeronautic Defence and Space Company)と、国内および国際市場向けレーダー／航空電子工学／移動体通信システムおよび電子戦機器を製造／マーケッティングする合弁契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月11日伝えたところによると、マハラシュトラ州Pune近郊のTalegoanとカルナタカ州Bengaloreに製造施設を設け、L&Tが74％、EADS傘下のCassidianが26％、それぞれ出資する。当初、EADSが49％出資するはずだったが、政府の認可が得られぬため、26％に引き下げたと言う。