SEAnews 2011-02-12 ArtNo.44431

【バンガロール】州都Bangaloreを航空宇宙産業ハブにすることを目指すカルナタカ州政府は、州内の航空関連投資を現在の5000クロー(US$11.11億)から来年末までに1万クロー(US$22.22億)に拡大することを目指している。
エコノミック・タイムズが2月7日報じたところによると、カルナタカ州政府商工部のV P Baligar次長は『Aero India』ショーの会場で記者会見し、以上の目標を語った。それによると、州政府はバンガロール国際空港(BIA:Bangalore International Airport)に隣接した985エーカーの土地にバンガロール航空宇宙パーク(BAP:Bangalore Aerospace Park)を開発する。
インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)カルナタカ州支部と州政府の合同作業チームは、BAP内に252エーカーの特別経済区(SEZ)を設けることを計画、BAP内には、この他、技術革新センター(TIC:technology innovation centre)や国別の航空宇宙クラスターを設けることも検討されている。
ビジネス・スタンダードが2月4日伝えたところでは、州政府は、BAP開発に向け、バンガロール市街から約35キロのDevanahalliに、およそ800エ[カーの用地を買収した。州政府とCIIが共同で設けるSEZに入居する100％輸出志向ユニットには中央政府が様々な奨励措置を適応すると言う。
○Infotech Enterprises、欧州航空サービス企業の買収協議
【ハイデラバード】カルナタカ州Hyderabad拠点のエンジニアリング・サービス及び地理情報システム(GIS:Geographical Information System)ソリューション会社Infotech Enterprises Limited(IEL)は、欧州において航空宇宙サービス企業の買収交渉を進めている。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネスラインが2月8日伝えたところによると、IELのKrishna Bodanapu社長(エンジニアリング担当)は7日記者会見し以上の消息を語った。それによると、交渉はかなり進んでおり、買収額は2000万米ドル前後と見積もられる。最近進出した国際航空宇宙事業領域における競争力を強化するのが目的で、現在3～4社と1000万～2000万米ドル規模の買収交渉を進めている。買収を通じ、航空宇宙サービス領域の経験／ノーハウを吸収、顧客に接近し、顧客情報を手に入れることもできる。買収は今四半期中に実行できる見通しと言う。
○Maini Aerospace、英独企業とサプライ契約
【バンガロール】年商200クロー(US$4444万)のMaini Precision Products(MPP)グループに属するカルナタカ州Bangalore拠点のMaini Global Aerospace (MGA)は、最近、ドイツの商用／軍用航空機エンジン・メーカーMTU Aero Engines及び英国の軍用機部品メーカーMarshall Aerospaceとコンポーネント・サプライ契約を結んだ。
デカン・ヘラルドが2月6日報じたところによると、MPPのGautam Maini重役(MD)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、MGAは向こう4年間に27種類の異なるタイプの軍用／民用航空機エンジン・コンポーネントやサブ・アセンブリーをMTUに納入する。Marshallに対してはボーイング製軍用機の構造製品(structural products)70種類を納入すると言う。