SEAnews 2011-02-07 ArtNo.44427

【ムンバイ】世界の3大カーボン・ブラック会社中2社の買収を同時に試みたAditya Birla Group(ABG)は1月31日、その内の1社、ジョージア州Atlanta拠点のColumbian Chemicals Company(CCC)の100％権益をJ. P. Morgan Chase & Coのマーチャントバンク子会社One Equity Partnersから8億7500万ﾄドルで買収することで合意、確定契約(definitive agreement)を取り交わした。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが1月31日／2月1日伝えたところによると、ABG傘下の企業2社Alexandria Carbon Black CompanyとThai Carbon Black CompanyがCCCの各21％権益を、別の子会社SKI Investmentが同58％の権益を、それぞれ買い取る。取引はカレンダーイヤー2011年下半期に完了する。CCCは世界のカーボン・ブラック市場の約9％のシェアを占めている。消息筋によると、Standard CharteredとDeutsche Bankが買収資金の調達をアレンジするようだ。
○Okaya Power、女優Shabana Azmiを浄水器のブランド大使に
【チェンナイ】ニューデリーを拠点にバッテリーの製造を手がける年商600クロー(US$1.33億)のOkaya Power Ltd(OPL)は、女優Shabana Azmi女史をNasaka商標浄水器のブランド大使に指名した。Azmi女史は政治家でもある。
ヒンドゥー・ビジネスラインが1月29日報じたところによると、OPLのRajesh Gupta重役(CEO)は同紙に以上の消息を語った。それによると、人口12億のインド国民の内、浄化処理した水を飲料として用いているのは2％に満たない。浄水器の市場規模は1500～2000クロー(US$3.33億-4.44億)と見積もられ、これまで年率15～20％の成長を遂げて来たが、昨年は24％の伸びを見た。OPLは2011－12年の年商を2000クロー(US$4.44億)と予想していると言う。
○Asian Paints、米PPGと第2の合弁準備
【ムンバイ】Asian Paints Ltd(APL)は、米国の指導的塗料会社PPG Industries Incとの14年に及ぶ提携を非装飾用塗料事業にまで拡張、第2の合弁事業を立ち上げる。APL取締役会は1月24日、以上の計画を承認した。
ヒンドゥー・ビジネスラインが1月25日伝えたところによると、第2の合弁事業は被覆、産業用粉末、産業用容器、軽量産業被覆領域に関係しているが、詳細は検討中。既存の50：50の合弁会社Asian PPG Industries Ltdは交通機関の塗装業務を手がけている。