【ムンバイ】Jairam Ramesh環境森林相は、オリッサ州Bedabahalにおける4000MW(メガワット)のウルトラ・メガ発電プロジェクト(UMPP:ultra mega power project)に条件付きで環境認可を与えた。
ファイナンシャル・エクスプレスが2月3日、オフィシャル・ソースの言として伝えたところによると、Ramesh環境相は、今回のプロジェクトに隣接する森林省管轄下のいわゆる『no-go』ゾーンに位置する炭坑を燃料源とするような発電プロジェクトを電力省が今後提案しないことを条件に、キャプティブ炭坑の開発を認めた。
ビジネス・スタンダードが2月1日報じたところでは、炭坑の坑口に発電所を建設するいわゆるピットヘッド・スタイルの同プロジェクトに割り当てられた3つの炭坑の1つ、Meenakshi Bの環境認可申請が ツ境森林省により棄却されたことから、インドにおける5番目のUMPP入札の期限は2011年1月31日から2011年3月31日に延期されていた。電力省のP Uma Shankar次官によると、電力省は環境省とのオリッサ州UMPP交渉が妥結したなら、直ちにチャッティースガル州のUMPPに関して環境省との交渉を開始すると言う。 ○韓国斗山、AE&Eチェンナイ工場買収
【チェンナイ】韓国の斗山工業建設(DHICL:Doosan Heavy Industries & Construction Ltd )はオーストリアの電力事業会社AE&E(Austrian Energy & Environment)がタミールナド州Chennaiに設けた工場の買収を完了した。
ヒンドゥー・ビジネスラインが2月1日報じたところによると、これによりDHICLは急成長をとげるインド市場における発電用ボイラーの製造拠点を手に入れた。取引価格は明らかにされていない。 ○BHEL、循環流動層燃焼技術パートナー物色
【ニューデリー】国営重電機会社Bharat Heavy Electricals Ltd (BHEL)は循環流動層燃焼(CFBC:circulating fluidised bed combustion)技術を用いたハイエンドなボイラーの製造を目指し、技術パートナーを物色している。
ファイナンシャル・エクスプレスが2月3日伝えたところによると、低品質な石炭を燃料として用いるCFBCボイラーは公益用と自家発電用双方の需要が大きい。この種のボイラーのコストは通常のボイラーを15~20%上回る。CFBCボイラーの国内市場は現在4万クロー(US$88.88億)前後で、急速に拡大していると言う。 ○NTPC、2017年までに発電能力をに75GWに拡大
【チェンナイ】国営火力発電会社National Thermal Power Corporation (NTPC)は2017年までに発電能力を75GW(ギガワット)に、また2032年までに128GWに拡大することを目指している。
ビジネス・スタンダードが2月3日伝えたところによると、NTPCのArup Roy Choudhury会長兼MDは2日、同社オフィスを訪れたKC Venugopal電力担当国務相に以上の計画を語った。それによると、2032年時点で、石炭火力発電が同社総発電能力の56%、ガス発電が同16%、原子力発電が同11%、再生可能エネルギー発電が同9%、水力発電が同8%を占める見通しと言う。