2011-02-02 ArtNo.44415
◆ソニア女史、10日に『金融包摂計画』キャンペーン開始
【ニューデリー】統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)議長を務めるSonia Gandhi女史は来る2月10日、首都ニューデリーにおいて、人口2000人以上を有する全国の7万3000ヶ村を金融サービス網に包摂することを目指す『金融包摂(FI:financial inclusion)』キャンペーンのオープニング式典を主宰する。
ファイナンシャル・エクスプレスが1月31日伝えたところによると、式典にはManmohan Singh首相とPranab Mukherjee蔵相も出席、FIビジネス・コレスポンデントのロゴも披露される。『Swabhiman campaign』の目的は、約4000万人近い受益者の認知を高めるだけでなく、金融リテラシーの普及を図ることにあり、インド銀行協会(IBA:Indian Banks' Association)も様々なメディアを動員して一連のキャンペーンを展開する。
○電気通信監督局、モバイル・バンキングに一律料金導入提案
【ニューデリー】インド電気通信監督局(TRAI:Telecom Regulatory Authority of India)は、携帯電話を通じた銀行・金融サービスに一律料金を導入することを検討している。
エコノミック・タイムズが1月27日報じたところによると、今日、通信料金は市場原理に基づいて決定されており、TRAIや政府はほとんど干渉していない。
TRAIが、コンサルテーション・ペーパーの中で明らかにしたところによると、携帯電話を通じたベーシックな金融サービスのためのガイドラインを設ける趣旨は、貧しい人々を対象にした様々な政府スキーム下の資金の振り替えを含む『金融包摂(FI:financial inclusion)』計画を促進することにある。この種のサービスのための料金は市場原理に委ねるのではなく、管理する必要がある。携帯電話を通じた銀行サービス、取り分け既存の銀行サービスがカバーして来なかった人口セグメントに対するサービスをを奨励するとすれば、料金の管理は欠かせないと言う。
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