SEAnews 2011-02-02 ArtNo.44412

【バンガロール】カルナタカ州Bangalore拠点の工作機械メーカー、Bharat Fritz Werner Ltd(BFW)は、今後5年間に350クロー(US$7777万)を投じ、事業を拡張する。これには新工場の建設と、航空宇宙ビジネスの再編が含まれる。
ヒンドゥー・ビジネスラインが1月26日伝えたところによると、BFWのS.N. Mishra副会長は25日記者会見し以上の計画を明らかにした。それによると、タミールナド州Hosurにおける工作機械主軸製造施設の建設に33クロー(US$733万)、航空宇宙ビジネスの再編に45クロー(US$1000万)、機械設備の購入と工場床面積の拡張に115クロー(US$2555万)を、それぞれ投じる。
Maruti SuzukiやHonda Motorcycle and Scootersにその製品を納入しているBFWは自動車産業や航空宇宙産業の成長に乗じ、ビジネス機会を獲得することを目指している。国内の工作機械市場は現在の3000クロー(US$6.67億)から2020年には5万5000クロー(US$122.21億)に成長が見込まれる。
BFWはまた非有機的成長(合併買収)の可能性も探っており、航空宇宙／医療機器領域の欧州の複数の企業と関係交渉を進めていると言う。
○独Starrag Heckert、マシニングセンタ製造
【バンガロール】ドイツ企業Starrag Heckert AGの子会社Starrag Heckert Machine tools Pvt Ltd India(SHMTI)は、WMW横型マシニングセンタ新製品をお披露目した。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネスラインが1月21日報じたところによると、SHMTIは当面これらの製品をドイツから輸入するが、その後、徐々にインド国内での組み立て製造に転換する。Walter Borsch上級副社長によると、カルナタカ工業区開発局(KIADB:Karnataka Industrial Area Development Board)から割り当てられた同州Bangalore郊外KIADB Devanahalli Aeropark内の敷地に50クロー(US$1111万)を投じて新工場を建設する。新工場は24ヶ月後に稼働、当初年間60ユニット、その後年間120ユニットのWMW CWK 400-800 mmの横型マシニングセンタを製造すると言う。
○工作機械産業、10年内の必要投資額ＵＳ＄10億
【バンガロール】地元工作機械産業は今後3～5年間に10億米ドル以上を投じて事業を拡張、自動車産業と自動車部品産業の需要に応じる必要がある。
ヒンドゥー・ビジネスラインが1月21日報じたところによると、インド工作機械製造業者協会(IMTMA:Indian Machine Tool Manufacturers' Association)が主催した第15回工作機械博IMTEXの開幕式の席上、同エクスポ会長を務めるGodrej GroupのJamshyd N. Godrej会長は以上の見通しを語った。それによると、工作機械業界は政府に税制奨励措置やソフト・ローン等の支援措置を求めていると言う。