SEAnews 2011-02-02 ArtNo.44409

【アーメダバード】地元の指導的インフラ開発複合企業Adani Groupの旗艦Adani Enterprises Ltd(AEL)は28日、興和株式会社と、日本とインドにおけるインフラ開発や貿易等、両社の共通する業務領域における長期提携協定を結んだと発表した。
ヒンドゥー・ビジネスラインとビジネス・スタンダードが1月29日報じたところでは、興和は同協定の下、アダニの日本企業とのビジネスを仲介、アダニが主要業務とする港湾、海運、炭坑、石炭輸送、送電等の領域において支援を提携する。
興和の三輪芳弘社長が日本で記者会見したところによると、興和は火力発電設備や太陽光発電設備といった日本製の機器を調達しアダニに供給、インドへの日本企業の誘致にも乗り出すほか、アダニが開発した鉱物資源を日本や東南アジアなどで販売することも検討していると言う。
○ムンバイ市内にトランプ・タワー建設
【ムンバイ】米国の不動産事業家Donald Trump氏は、インドの商都マハラシュトラ州Mumbai南部の高級市街地Hughes Roadに65階建て『Trump Tower』を建設する。
デカン・ヘラルドが1月29日伝えたところによると、インド政府は外国人が25エーカー未満の土地、あるいは50万平方フィート未満の床面積の不動産物件を開発することを認めていないが、トランプ・タワーの床面積は25万平方フィート。また外国不動産投資家はその投資資金を少なくとも3年間、インド国内にとどめておかねばならない。
世界の主要都市に金字塔を打ち立てたトランプ氏だが、インドには、当面、超高層ビルを建設する計画はなく、ムンバイ市内のトランプ・タワーも、ブランド・ネームの使用権譲渡にとどまるもよう。同氏は世界の他の都市にもこの種の方式により進出していると言う。
○AP州、ハイデラバードに2ITパーク開発
【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州政府は2000クロー(US$4.44億)以上を投じ州都Hyderabad郊外のMaheshwaramとUppalに新たに2つの情報技術(IT)パークを開発する。
ヒンドゥー・ビジネスラインが1月24日報じたところによると、アンドラプラデシュ州政府のPonnala Laxmaiah情報技術産業部長は23日に催されたHoneywell Internationalの研究開発(R&D)センター開所式の席上、以上の消息を語った。それによると、州政府は中央政府に同プロジェクトの認可を求めている。これによりハイデラバードのITパークは3つになる。2009年12月から2010年12月の間にハイデラバードには430万平方フィートのITオフィス・スペースが追加された。アンドラプラデシュ州の今会計年度のIT輸出は、昨年度の3万2000クロー(US$71.10億)から3万6000クロー(US$80億)に拡大する見通しだ。