2011-02-02 ArtNo.44406
◆Suzlon、CaparoとUS$12.8億風力発電タービン納入契約
【ムンバイ】ボンベイ証券取引所(BSE)に上場するマハラシュトラ州Pune拠点の世界第3位の風力発電タービンメーカーSuzlon Energy Ltd(SEL)は28日、ロンドン証券取引所(LSE)新興企業取引市場(AIM:Alternate Investment Market)上場Caparo Energyの完全出資子会社Caparo Energy India(CEI)からインドにおける合計1000MW(メガワット)の風力発電プロジェクトを受注したと発表した。契約額は約12億8000万米ドル。
ビジネス・スタンダード、ファイナンシャル・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネスラインが1月28/29日伝えたところによると、プロジェクトには、二重給電誘導発電機(doubly-fed induction generator)技術を用いたS88と新型S9Xシリーズの2.1MWタービンを含むSEL製各種タービンが用いられ、2012年3月までに500MW、その翌年に残りの500MWの設備が、それぞれ稼働する。SELのRobin Banerjee財務担当重役(CFO)によると、単一のものとしては、同社にとって過去最大の契約と言う。
○HP州水力発電プロジェクトに63社が応札
【シムラ】Reliance Power、Tata Power-SN Power合弁チーム、Larsen and Toubro(L&T )、Essar Power、ABG Shipyard、GMR Infrastructure等、大手企業がヒマチャルプラデシュ州における水力発電プロジェクトに強い関心を表明した。
エコノミック・タイムズが1月26日報じたところによると、ヒマチャルプラデシュ州政府筋は25日以上の消息を語った。それによると、昨年国際入札が募集されたこれら18件のプロジェクトに対してこれまでに63件の応札があり、中でもReliance Powerは、主にLahaul/Spiti/Kinnaur3県における10件のプロジェクトに入札したと言う。
○国営火力発電会社、国営重電機会社以外の納入業者物色
【ニューデリー】国営火力発電会社National Thermal Power Corporation(NTPC)は発電プロジェクトを加速するため、新たな設備納入業者を物色しており、NTPCのこうした動きは、国営重電機会社Bharat Heavy Electricals Ltd(BHEL)の将来のビジネスに影響を及ぼす見通しだ。
エコノミック・タイムズが1月29日伝えたところによると、NTPCは設備調達面でBHELに大きく依存しており、BHELの納期の遅れから深刻な影響を被っている。こうした中、会計監査総監(CAG:Comptroller and Auditor General)はNTPCに、BHEL以外の業者に契約を発注するようアドバイスした。
NTPC幹部によると、これ以前には選択の余地は限られていたが、発電設備市場が開放された今、新たな納入業者が続々市場に参入している。目下建設を予定している各660MWの9ユニットのバルク入札には、こうした納入業者が参加 オていると言う。
BHEL筋によると、カルナタカ州のBarhステージ1とチャッティースガル州Sipatステージ1プロジェクトは30~48ヶ月の遅れが生じているが、これはその実、外国業者に発注したメイン設備の納入が滞っているためと言う。
○Reliance Power、4発電所のキャパシティーを50%拡張
【ニューデリー】Anil Dhirubhai Ambani group(ADAG)の旗艦Reliance Powerは、より有利な価格で商業ベースの電力供給が見込めることから、傘下の4つの火力発電所の発電能力を50%拡張、8000MWのキャパシティーを追加する計画だ。
エコノミック・タイムズが1月28日報じたところによると、Reliance Powerは、マドヤプラデシュ州Sasan/アンドラプラデシュ州Krishnapatnam/ジャールカンド州Tilaiyaの各4000MWのウルトラ・メガ発電プロジェクトとマドヤプラデシュ州Chitrangiの発電プロジェクトのキャパシティーを拡張する。同社は既にSasanプロジェクトのキャパシティーを1980MW拡張するための環境認可を申請しており、残りの3件についても同様の申請を行う方針と言う。
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