2011-01-30 ArtNo.44395
◆Posco、カルナタカ州に600万トン製鋼施設建設
【ビジャプル】韓国の製鉄大手Poscoは、3万2000クロー(US$71.1億)を投じ、カルナタカ州に年産600万トンの鉄鋼プラントを設けることを計画、州政府と協議している。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが1月26日報じたところによると、カルナタカ州政府のMurugesh Nirani工業部長は26日以上の消息を語った。Poscoは同州のGadag/Bijapur/Bagalkotの3カ所を、候補地としてリストアップ、カルナタカ工業区開発局(KIADB:Karnataka Industrial Area Development Board)に土地買収費として60クロー(US$1333万)を支払った。農民の反対はないと言う。
○Tata Steel、国内年産能力を年内に1000万トンに拡張
【ジャムシェドプル】Tata Steel Ltd(TSL)は、目下進めている拡張計画が2011年に完成する予定で、年産1000万トンの実現を目指している。
ヒンドゥー・ビジネスライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが1月26日伝えたところによると、TSLのH.M. Nerurkar重役(MD)はこのほど以上の目標を明らかにした。それによると拡張計画の設計上のキャパシティーは970万トンだが、目標を超過達成し、1000万トンの大台に乗せる計画と言う。
○インド/シンガポール、中国の鉄鉱石先物契約獲得競う
【シンガポール】北京の最近の海外投資規則修正とインドの政策転換から、インドとシンガポールが、世界初の鉄鉱石先物市場の立ち上げに向け、最大の潜在顧客、中国の獲得を目指しデッドヒートを演じるもの予想される。
ビジネス・スタンダードが1月27日報じたところによると、2010年に1000億米ドル前後にのぼった海上輸送鉄鉱石のヘッジ・ツールとして用いられ、基準価格設定の役割も演じる先物取引所の潜在収入は計り知れない。鉄鉱石のトン当たり価格が200米ドル近くに達する中、シンガポールとインドの取引所は、原油先物市場に次ぐ規模を有する鉄鉱石先物市場から最大限の利益を上げるべくしのぎを削るものと見られる。
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