1995-12-26 ArtNo.4436
◆<星>サリム、QAFの24.9%権益買収、経営権掌握
【シンガポール】インドネシアのコングロマリット、サリム・グループは22日、シンガポール証取(SES)上場の製パン/スーパー経営会社QAFの24.9%の権益を手に入れたと発表した。
サリム・グループの非公開投資会社KMPインベストメンツLtdがSESに報告したところによると、同社は先週木曜QAFの1160万株を1株1.99Sドル、合計2320万Sドルで買収した。KMPのタン・コンキン専務取締役(MD)が、来年1月2日からウォン・フォンフイ氏に代わり、QAFのMDに就任する。タン氏はこれ以前から他のKMP代表2名とともにQAFの取締役会に名を連ねていた。KMPが今回買収したQAF株の売り手は明らかにされていないが、スタンダード・チャータード証券のアナリストはウォン氏の可能性が強いと見ている。同アナリストによれば、既にQAFの実権を握ったサリム・グループが公開買付を実行する必要は今のところないが、仮にQAF権益に接近する他のパーティーが出現すれば、公開買付も有り得ると言う。(ST,BT,LZ:12/23)
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