【ニューデリー】ソーラ発電プロジェクトの開発業者にオファーされた電気料の不一致から、野心的な『ジャワハルラル・ネール全国ソーラ計画(JNNSM:Jawaharlal Nehru National Solar Mission)』が脱線する恐れが生じている。
ファイナンシャル・エクスプレスが1月12日伝えたところによると、政府はこのほど、デベロッパー30社に各5MW、合計150MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の太陽光発電(ソーラPV: photo voltaic)プロジェクトを発注したが、これら30社にオファーされた電力料は1ユニット当たり10.95～12ルピーで、入札制度が導入される以前にデベロッパー16社に発注された80MWのプロジェクトの1ユニット当たり17.91ルピーを大幅に下回った。
政府は、前者に比べ後者(80MWプロジェクト)に対し、少なくとも10万クロー(US$222.2億)余計に支払わねばならない。
West Bengal Green Energy Development CorporationのSP Gon Chaudhuri重役(MD)によると、多くの州の結節機関が、電力料の格差に異議を唱え、80MWソーラPVプロジェクトに対して追加料金を支出することに反対していると言う。 ○R-Venture、AllGreen Energy権益買収
【ムンバイ】Reliance ADA Group傘下のベンチャー・キャピタル子会社、Reliance Venture Asset Management (RVAM)は、農業廃棄物を燃料とするバイオマスガス化発電プラントの建設・経営を目的に設立されたAllGreen Energy Ltdの少数権益を取得する。
ビジネス・スタンダードが1月12日報じたところによると、RVAMの出資額は60～70クロー(US$1333万-1555万)と見積もられ、General Electric(GE)のエネルギー部門も出資する見通しだ。
AllGreenの発表によると、同社は今後10年間にインド国内で複数のバイオマス・プロジェクトを手がける。最初のプラントはタミールナド州Perunduraiに設けられ、発電能力は6.4MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)。今年内に南インドに別に2つのプラントを設ける計画と言う。 ○R-Power、NTPCとソーラPV発電所の電力売却契約
【ムンバイ】Anil Ambani氏に率いられるReliance Powerは11日、国営火力発電会社National Thermal Power Corporation Ltd (NTPC)傘下のNTPC Vidyut Vyapar Nigamと、ラジャスタン州Bikanerに設ける100MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の太陽熱発電所で生産した電力を売却する契約を結んだ。
ビジネス・スタンダードが1月11日伝えたところによると、Reliance Powerは子会社のRajasthan Sun Technique Energy Pvt Ltdを通じて同発電所を建設、プロジェクトは向こう28ヶ月間に完成する。これはReliance Powerにとって初のソーラ発電プロジェクトで、インド国内では最大規模のものになる。
ヒンドゥー・ビジネスラインが1月5日報じたところでは、Reliance Powerは向こう2～3年間に1000MWの再生可能エネルギー・キャパシティーを備える。これまでにマハラシュトラ州に48MW、グジャラート州に19MW、タミールナド州に18MW、カルナタカ州に9MWの風力発電施設を稼働させている。同社はインド国内に3万7000MWの発電施設を設けることを目指している。