1995-12-26 ArtNo.4433
◆<星>CAMメカトロニクス、製造能力を3倍に拡張
【シンガポール】来年は記憶装置産業の15~20%の成長が見込まれる中で、シンガポール証取(SES)上場のCAMメカトロニクは精密部品請け負い製造能力を3倍に拡大する。
これはペナンの新工場が来年2月に稼働するのに伴うもので、同工場ではハード・ディスク・ドライブのスピンドル・モーターが製造される。同社は新工場の建設に3200万Mドルを投資、2年内にこの種の世界需要の10%のシェア獲得を目指している。しかしながら同社が22日発表した9月末締め年度決算では、営業額が36%増の1億3056万Sドルに達したものの、税引き利益は僅か2%増の836万Sドルにとどまった。1株益は4.2セントから3.5セントに下降、1株当たりの純有形資産は30.8セントから33.1セントに拡大した。同社は低調な業績の原因としてマージンの下降(昨年の8.5%から6.4%にダウン)、子会社のセットアップ・コスト、研究開発事業の拡張を上げるとともに、来年上半期の業績は満足行けるものになると予想している。(ST,BT,LZ:12/23)
|