【ニューデリー】昨年11月、インドに流入した外国直接投資(FDI:Foreign Direct Investment)額は16億米ドルと、前年同月の17億2000万米ドルを約7%下回り、2ヶ月連続のマイナス成長を記録した。
デカン・ヘラルドが1月4日報じたところによると、この結果、年初8ヶ月(2010/4-11)のFDI流入額は140億2000万米ドルと、前年同期の193億2000万米ドルに比べ27.4%減少した。
世界銀行はインドを含む新興国へのFDI流入は、向こう数年回復基調を辿ると予想しているが、インドへのFDI流入は依然低迷している。政府筋は、米国や欧州等、西側経済の回復の弱さが主因と評している。信用格付け会社Credit Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)のDharmakirti Joshi主任エコノミストは、個々のFDIプロジェクトの規模は大小まちまちのため、月間ベースの流入額は今後も引き続き変動性に富んだものになると予想した。