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2011-01-07 ArtNo.44323
◆中核インフラ産業成長率2.3%に鈍化
【ニューデリー】中核インフラ産業6業種の11月の成長率は、石油精製とセメント生産の不振が祟り2.3%(5.9%)と、21ヶ月来の最低に鈍化した(括弧内は前年同期の数字、以下同様)。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ファイナンシャル・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが12月30/31日報じたところによると、工業生産指数(IIP)の26.68%の比重を占める中核インフラ産業の低調なパフォーマンスから2010-11年度下半期の国内総生産(GDP)の伸びにも影響が予想される。中核インフラ産業の伸びは10月には健全な8.6%を記録していた。
部門別に見ると11月には石油精製が-3.7%(4.8%)、セメント生産が-11.6%(9%)と、これら両部門はともにマイナス成長に陥った。以下石炭0.7%(3.1%)、電力3.3%(9%)、鉄鋼完成品4.4%(11.7%)と、いずれも前年同期を下回る不振な伸びにとどまった。しかし原油生産は17%(-1.6%)と堅調だった。
この結果、年初8ヶ月(2010/4-10)のインフラ中核産業の伸びは5%で、内訳は、原油11.5%(1.4%)、石油精製0.8%(1.2%)、セメント4.1%(11%)、石炭0.6%(9.7%)、電力4.5%(5.8%)、鉄鋼完成品6.9%(2.9%)。
中核インフラ産業の成長は不安定で変動性に富んでいるが、信用格付け会社Credit Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)のDharmakirti Joshi主任エコノミストは「全国各地に見られた時季はずれの降雨が中核インフラ産業成長鈍化の一因と見られ、セメントの生産は追って回復するものと予想される。しかし石炭生産の不振は電力生産にも影響を及ぼすため、懸念される」とコメンgした。
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