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2010-12-24 ArtNo.44310
◆印露、US$200億往復貿易達成目指す議定書に調印
【ニューデリー】ロシアのDmitry Medvedev大統領は、第11回インド・ロシア年次首脳会議(11th Indo-Russian Annual Summit)に出席するため、貿易投資代表団を率いて21日インドを訪れたが、両国はそれに先だつ20日、二国間の往復貿易額を2009-10年度の45億4000万米ドルから2015年までに4倍以上の200億米ドルに拡大する野心的目標を掲げた貿易と投資に関する議定書に調印した。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネスライン、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥーが12月20/21日、報じたところによると、両国は同議定書の中で、製薬、エネルギー、情報技術(IT)、通信、化学・肥料、銀行・金融を同目標を実現するための重点領域として掲げている。
インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry )とインド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)が20日共催した『ロシア・インド貿易と投資関係発展の展望』と題する『第4回貿易と投資に関するインド・ロシア会議(4th India-Russia Forum on Trade and Investments)』の席上、インドのAnand Sharma商工相は、「200億米ドルの貿易目標は達成可能」とするとともに、両国間貿易投資の重点目標を実現するために、関係方面が一致協力する必要性を指摘した。同相によると、応用技術、IT、電気通信、自動車部品、宝飾品、エネルギー領域における付加価値の高い貿易品目を拡大することが、目標実現の鍵になると言う。
○印露首脳、CECA締結の可能性検討等で合意
【ニューデリー】インドとロシアは包括的経済協力協定(CECA:comprehensive economic cooperation agreement)締結の可能性を検討すること等で合意した。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ファイナンシャル・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが12月21/22日報じたところによると、インドのManmohan Singh首相とロシアのDmitry Medvedev大統領は21日2時間近く会談、両国間の貿易と投資を拡大する問題を協議した。
首脳会談後発表された共同声明によると、急成長するBRIC(Brazil-Russia-India-China)経済体主要メンバーを務めるインドとロシアは、民営化や技術革新振興プログラムには、相互に利益になる投資の大きな潜在性が存在すること、中でもエネルギー領域における協力が戦略的パートナーシップの鍵になることを確認、2015年までに二国間往復貿易を200億米ドルの大台に乗せることで合意した。両首脳はまた、ロシア/カザフスタン/ベラルーシ関税同盟に関する協定の実行に鑑み、全ての関係国の意見も聴取した上、印露両国間のCECA締結の可能性を検討することで意見の一致を見た。
この日は首脳会談に平行して19件、また会議後に別に11件、合計30件の覚書が交換された。これらは、民生用核協力、国防、炭化水素資源、査証発行手続き、製薬、出入国管理、緊急対策等に関係している。
国連安全保障理事会常任理事国5カ国(P-5)首長に率いられる貿易投資代表団の集中豪雨的訪印のしんがりを務めたロシアのDmitry Medvedev大統領は、貧乏くじを引くのではないかと一部に観測されたが、実際には最大の成果を上げたようだ。
Manmohan Singh首相は、90分間の首脳会談に続く、40分間の代表団との会合後、記者会見し、「インドとロシアの関係は特別であり、他の国との関係とは異なる特権的待遇を享受している」とコメントした。
○印露、第五世代戦闘機開発合弁契約に調印
【ニューデリー】インドとロシアは21日、第5世代戦闘機(FGFA:fifth generation fighter aircraft)の設計と開発に関する総コスト2億9500万米ドル相当の合弁協定に調印した。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ファイナンシャル・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネスラインが12月21/22日伝えたところによると、予備設計契約(Preliminary Design Contract)の調印に向けた共同開発計画には、インド側はHindustan Aeronautics Ltd (HAL)、ロシア側はSukhoi Design BureauとRosoboronexportが、それぞれ参加する。
今年1月に初飛行したSukhoi製T-50戦闘機をベースにした、1人乗りと2人乗りのFGFAの設計作業は向こう18ヶ月間に完了、2017年までの試験飛行を目指す。インド空軍は2030年までにこの種の戦闘機を250~300機導入する。
FGFAの共同開発協定は、インドのManmohan Singh首相とロシアのDmitry Medvedev大統領の会談に平行して調印された。両首脳は、両国の国防協力を、単なる売り手と買い手の関係から協力して研究開発(R&D)/製造/マーケッティングを手がける関係に転換する問題を話し合った。
○ロシア政府、携帯電話サービス会社SSTLにUS$6億出資
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