SEAnews 2010-12-13 ArtNo.44280

【アーマダバード】グジャラート州の観光／ホスピタリティー産業は、州政府が魅力的なホテル政策を準備し、ビーチ、文化遺産、宗教記念物等のアップグレードを計画していることから、『躍動するグジャラート国際投資家サミット(VGGIS:Vibrant Gujarat Global Investors' Summit)』期間に莫大な投資約束を獲得するものと予想される。
ビジネス・スタンダードが12月7日報じたところによると、グジャラート州政府のJaynarayan Vyas観光・保健部長は『グジャラート州の観光・航空産業：投資機会の開拓』と題するセミナーの席上、以上の見通しを語った。それによると、州政府は、ホテルの電力料を引き下げ、ホテル業界の借入に500万ルピーを上限に6％の金利補助を認める。
昨年のVGGIS期間には、観光産業領域だけで5万クロー(US$111.1億)の投資が約束されたが、今年は観光産業に6万クロー(US$133.3億)、航空産業に別途2万クロー(US$44.44億)、合計8万クロー(US$177.76億)の投資約束が見込まれると言う。
○格安航空会社、運賃値下げ、一般航空会社は値上げ
【ニューデリー】民間航空省の厳しい警告を受ける中、格安航空会社(low-cost carriers)は7日、最高料金を10～50％下方修正した新料金表を発表した。しかしフルサービス航空会社(full-service carriers)のそれは平均10％ほど上方修正された。
ヒンドゥー・ビジネスライン、ファイナンシャル・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが12月6／9日伝えたところによると、航空各社は先週、運行距離をベースにした最高料金リストを民間航空省に提出した。例えばDelhi-Bangalore間の片道運賃は最高4万ルピーに設定されていたが、民間航空省はこれを棄却した。
民間航空総局(DGCA:Directorate General of Civil Aviation)は6日、航空各社にルート、期間、カテゴリー別の運賃リストをWEBサイトに掲載するよう指示するとともに、法外な値上げには、制裁措置を講じると警告した。これを受けて、SpiceJetはDelhi-Mumbai間の最高運賃を当初に比べ29％安の1万4199ルピーに、IndiGoは同12％安の1万5000ルピーに、それぞれ下方修正した。
○民間航空経済諮問委員会、航空運賃の動向を監視
【ニューデリー】旅行者が最後の1分間に国内線航空切符を予約しても割増料金を徴収されることがないよう、航空運賃の動向を監視する『民間航空経済諮問委員会(CAEAC:Civil Aviation Economic Advisory Council)』が設置された。
ヒンドゥー・ビジネスラインが12月4日報じたところによると、航空会社が遅れて航空券を予約したものから法外な割り増し料を徴収しているとの苦情に対処するため、民間航空省次官が長を務めるCAEACが設置された。民間航空総監は5日、航空各社の代表と会談、状況の改善を求めた。
ファイナンシャル・エクスプレスが12月3／4日伝えたところでは、Praful Patel民間航空相は3日、航空各社に法外な運賃を徴収するものには厳しい制裁措置を講じると警告するとともに、CAEACを設置し、消費者の利益を保護する方針を発表していた。