2010-12-08 ArtNo.44270
◆医療機器電子工学市場、2015年にはUS$20億マーク
【チェンナイ】インドの医療機器関連電子工学市場は現在の3850クロー(US$8.55億)から複合年間成長率(CAGR)17%の成長を遂げ、2015年までに20億米ドルの規模に達する見通しだ。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネスラインが12月3/5日伝えたところによると、インド半導体協会(ISA:Indian Semiconductor Association)のVidya Mulky調査主任は、このほど以上の見通しを明らかにした。それによると、医療機器関連電子工学市場は630億米ドルのインドのヘルスケア市場の1%強を占めている。
国内における医療機器の生産額は2450クロー(US$5.44億)で、内350クロー(US$7777万)が輸出されている。
Siemensの市場シェアが18%でトップ、以下Wipro GE17%、Philips10%と続く。地元企業はより小規模なニッチ市場に足場を築いているが、その合計シェアは45%に達する。
○Opto Circuits、米国心臓機器メーカー買収
【バンガロール】カルナタカ州Bangalore拠点の医療機器メーカーOpto Circuits India Ltd(OCIL)は、米国の心臓病治療機器メーカーCardiac Science Corporation(CSC)買収計画の一環として後者の発行済み普通株の76%を買収した。
ビジネス・スタンダードとファイナンシャル・エクスプレスが12月6日報じたところによると、OCILはこれ以前に、CSCを6400万米ドルで買収することで合意している。OCILは同合意に基づき数日以内にトップアップ・オプションを実行する予定だ。同手続きが完了すると、CSCはOCILの完全出資子会社になる。
○世界初の植込み型人工腎臓開発
【ニューデリー】米国在住のインド人Shuvo Roy氏は、世界初の植込み型人工腎臓を開発した。
エコノミック・タイムズが12月4日伝えたところによると、ロイ氏に率いられるカリフォルニア大学のチームは、コーヒー・カップほどのサイズの人工腎臓の動物実験を行い、良好な成果を上げた。向こう5年間により大規模な動物実験と人体実験を行う計画で、これらの実験が成功した暁には人工透析の必要がなくなる見通しと言う。
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