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2010-12-08 ArtNo.44269
◆今年のIT産業売上げ41.5%アップ:Nasscom会頭
【チェンナイ】インド情報技術(IT)産業の輸出を含む売上げは昨年の497億米ドルから今年は700億米ドル前後に41.5%の成長を遂げる見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネスラインとビジネス・スタンダードが12月3/4日伝えたところによると、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)がインド・データ安全保障理事会(DSCI:Data Security Council of India)と共催した『2010年情報セキュリティサミット(Information Security Summit 2010)』の会場で記者会見したNASSCOMのSom Mittal会頭は、以上の見通しを語った。
それによると、金融危機再燃の懸念から米国や欧州に保護主義的気分が高まっているにも関わらず、インドIT産業は予想を上回る好調な成長を遂げている。NASSCOMは当初、今年の成長率を13-15%と予想していたと言う。
○IT産業、不況後のトリッキーなシナリオに直面
【プネ】インドの情報技術(IT)産業は、ますます高水準の人材が必要とされているにも関わらず、労働市場における高品質な人材が枯渇すると言う不況後に生じたトリッキーなシナリオに直面している。
デカン・ヘラルドが12月4日報じたところによると、Management Association of MCA Institutes(MAMI)が先週当地で主催した『不況後のIT産業の機会と挑戦』と題するセミナーの席上、出席者らは以上の共通した見方を表明した。
ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)の調査報告によると、インドのビジネス・テクノロジー・サービス会社の年商は2009年に多少下降したものの、1998年以来持続的成長を遂げ2010年には600億米ドルに達する見通しだ。CognizantのSudhendra Chatterjee副社長によると、昨年はインド企業、取り分けIT企業の試金石だった。
景気不振の折りには、企業は人員を縮小、人材開発予算を削減して危機を乗り切った。その結果、企業内にも市場にも高品質な人材は姿を消した。Harbinger SystemsのVikas Joshi重役(MD)によると、景気が回復に転じた今、IT企業は新たなビジネス機会を開拓するため、人材の補充に乗り出し、厳しい競争環境の中で何処も、より高水準の人材の確保に腐心していると言う。
○TCS、フィリピンにBPOセンター設置
【ムンバイ】Tata Consultancy Services (TCS)は、同社が推進するグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデルの一環として、フィリピンにBPO(business process outsourcing)センターを設置した。
ヒンドゥー・ビジネスラインとビジネス・スタンダードが12月3日伝えたところによると、TCSは2日以上のステートメントを発表した。それによると、TCSがフィリピンに、また東南アジアにBPOセンターを設けるのは、今回初めてのこと。新センターは当初400人、最終的に1000人のスタッフを雇用すると言う。
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