2010-12-08 ArtNo.44264
◆独Lanxessのイオン交換樹脂製造施設が完成
【ムンバイ】年商50億6000万ユーロのドイツの特殊化学品会社Lanxessが完全出資するLanxess India Pvt Ltd(LIPL)は2日グジャラート州Bharuch県Jhagadiaの既存工場内に増設したイオン交換樹脂(ion exchange resin)レバチット(Lewatit)の製 「施設をオープンした。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネスラインが12月3/4日報じたところによると、グジャラート州のNarendra Modi首席大臣を招いて開所式が催された新設備の年産能力は3万5000トン。新工場は半導体/食品/電力産業等で用いられる水処理製品を製造する。
第2期拡張計画はこれで完了し、2012年にはさらに1000万ユーロを投じ、年産2万トンのハイテック・プラスチック工場を建設する。これにより累積投資額は6000万ユーロに達する。
○基礎化学品のDCW、仏企業とライセンス契約
【ニューデリー】マハラシュトラ州Mumbai拠点の基礎化学品メーカーDCWは、フランスのビニール製品会社Arkemaと技術ライセンス契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネスラインが12月3日伝えたところによると、DCWは2日、ボンベイ証券取引所(BSE)に以上の報告を行った。それによると、DCWはタミールナド州Sahupuramの同社コンプレックス内に、Arkemaの技術を用いて年間1万トンの塩素化ポリ塩化ビニル(CPVC)樹脂と同1万2000トンのCPVC化合物の製造施設を設ける。CPVCは、冷水や熱水用パイプの製造やその他の工業用途に用いられる。この種の製品がインドで生産されるのは初めてのこと。
○水処理事のVA Tech Wabag、住商と戦略提携
【チェンナイ】タミールナド州Chennaiを拠点に水処理関連技術、プラントの設計・購買・建設などを一括して請け負うEPC(Engineering, Procurement and Construction)業者、VA Tech Wabag Ltd(VTW)は、住友商事と戦略提携した。
ヒンドゥー・ビジネスラインが12月4日報じたところによると、両社はそれぞれの強みを生かし、公共民間協力(PPP:public-private partnerships)コンセプトに基づき、BOOT(build own operate transfer)方式で発注される期間20~25年の資本集約プロジェクトに照準を合わせ、インド市場を開拓する他、中東、北アフリカや西南アジアにおける新規水事業等でも協力する。日本における資金調達コストは世界的に最も低いと言う。
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