2010-11-30 ArtNo.44246
◆Advinus Therapeutics、新分子の買い手物色
【ニューデリー】創薬スタートアップ企業、Advinus Therapeuticsは、タイプ2糖尿病の治療効果を有する新分子発見に励まされ、10億米ドル以上のビジネスを生み出す可能性を秘めた同分子の買い手を物色している。
エコノミック・タイムズが11月26日報じたところによると、Advinus Therapeuticsの共同創設者でもあるDr Rashmi Barbhaiya重役(MD/CEO)は「取引の構造は、価格、ロイヤルティー、成功報酬から成る」と語った。
AdvinusはDr BarbhaiyaおよびDr Kasim Mookhtiar両氏に率いられる企業家と科学者のグループにより2005年に、農業化学企業Rallis Indiaから分離独立、創設された。Advinusは2017年までにタイプ2糖尿病薬を開発することを目指している。
○ゲノム創薬会社Polyclone、US$200万調達目指す
【ニューデリー】ゲノム創薬会社Polyclone Bioservicesの創設者らは、大部分の起業家同様、溢れるアイディアと情熱により、しかし限られた資金で事業を立ち上げた。彼らのあるものは、自分の家を抵当に500万ルピー(US$10.87万)を調達した。
エコノミック・タイムズが11月26日伝えたところによると、2012年までにインドのみならずアメリカ、欧州にまで市場を拡大、10クロー(US$217万)以上の売上げ達成を目指す、Polyclone Bioservicesは200万米ドルの調達を図っている。
○地場製薬会社バイオ医薬品に重心シフト
【ムンバイ】バイオ医薬品がPfizerのLipitorやSanofiのPlavix等の化学物質(chemical entities)に取って代わる時代が訪れようとする中、インドの地場製薬会社も600億米ドルのビジネス機会をものにすべく蠢動し始めた。
エコノミック・タイムズが11月26日報じたところによると、Dr Reddy's、Glenmark Pharmaceuticals、Biocon等の地場製薬会社は既に後発生物製剤(biosimilar)の開発に進出、Cipla等のその他の地元企業も中国企業と提携し、極めて複雑だが、急成長する市場への進出を準備している。アナリストらは2014年までに目下世界売上げ90億米ドル近いRocheのバイオ抗ガン剤Avastinが、年商120億米ドルのPfizer製Lipitorに取って代わり、トップの座を占めるものと予想している。
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