1995-02-09 ArtNo.442
◆<星>アエロスパシャル子会社、ソフト売り込み目指す
【シンガポール】フランスの国営企業アエロスパシャル子会社のアエロスパシャル・プロテクション・システムズ(APS)はシンガポールのコンピュータ・エンジニアリング会社と共同で域内の石油/石油化学業界をターゲットに安全対策と生産性向上を実現するソフトウェアー製品の売り込みを図る計画だ。
このほどシンガポールを訪れたAPSのオリーバー・フィリップ業務開発主任によると、FORMENTORと名付けられた当該ソフトウェアーは人工衛星や衛星発射機に関わる技術を基礎に同社が8年の歳月をかけて開発したもので、ちょっとしたミスや作業の遅延が莫大な損失を招くような航空・宇宙工業、石油・石油化学工業、海運、発電所、港湾等での使用に適している。ユニックス・システムをベースとした同ソフトの石油・石油化学業界における導入コストは100万~200万Sドル、導入に要する時間は半年から1年と言う。同氏は今回シンガポール経済開発局(EDB)から紹介された地元コンピュータ・エンジニアリング会社3社と接触し、合弁の可能性を探るとともに、エッソ、シェル、シンガポール・ペトローリアムや複数の石油化学会社の幹部と商談をもつ予定だ。(LZ:2/8)
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