2010-11-15 ArtNo.44195
◆英国Triumph Motorcycle、インド進出準備
【ムンバイ】英国レスターシャー州拠点のモーターサイクル・メーカー、Triumph Motorcycleが、インド市場進出の可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが11月13日報じたところによると、1902年に初めてモーターサイクルを発売した英国最大のモーターサイクル・メーカー、Triumph Motorcycleは、地元企業と提携、モーターサイクルを輸入した後、インド国内ばかりでなく、近隣諸国でも販売することを検討している。675~2300ccエンジン搭載のRoadsters、Supersports、Adventure、Touring、Classics、Cruisersモデルを販売しているTriumph MotorcycleのPeter Huckin輸出担当主任によると、何時、どのような方式でインド市場に進出するか、目下検討中と言う。
○国営ガス会社、二輪車各社とCNGスクーター導入協議
【ムンバイ】国営ガス供給会社Gas Authority Of India Ltd (GAIL)は、二輪車メーカー各社と、圧縮天然ガス(CNG:compressed natural gas)を燃料に用いるスクーターを、インド市場に紹介する構想を協議している。
ビジネス・スタンダードが11月13日伝えたところによると、GAILのB C Tripathy会長兼MDは同紙に以上の計画を語った。それによると、イラン、パキスタン、インドネシアでは既にCNGスクーターが使用されている。都市ガスの供給を手がける子会社GAIL Gasは、クリーン・エネルギー車を普及させる努力の一環として、展示用にイランからCNGスクーターを取り寄せた。この種の構想が実現するか否かは、製造業者の判断にかかっており、経済性と市場の受容如何が鍵になると言う。
○ハーレイデービドソン、低価格モデル発売準備
【ニューデリー】米国のカルト・バイク・メーカー、Harley-Davidsonは、インド市場向け低価格モデルを発売することを計画している。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが11月2/3/4日報じたところによると、Harley-Davidson IndiaのAnoop Prakash重役(MD)は以上の消息を明らかにした。同社はまたハリヤナ州Bawalに来年上半期の稼働を目処にCKD(complete knock-down)組み立て工場を建設、市場の需要に応じる計画だ。同社が米国以外に製造拠点を設けるのは、ブラジルに次いで2番目。これにより販売価格を引き下げることができる。
ヒンドゥー・ビジネスラインが3日伝えたところによると、AT&T Indiaは、Harley-Davidsonの米国本社とインド・オフィスを結ぶ仮想専用回線網(VPN:Virtual Private Network)サービスおよびネットワーク統合サービスを提供する3年契約を結んだ。
○Bajaj Auto、オーストリア企業KTM株買い増し
【プネ】Bajaj Auto Ltd(BAL)がオランダに設けた100%子会社Bajaj Auto International Holdings BV Netherlands (BAIHBV)は、オーストリア企業KTM Power Sports AG(KTMPS)の24万4600株を買い足し、持ち分を38.09%に引き上げた。
ヒンドゥー・ビジネスラインが11月4日伝えたところではBALは2011年下半期にKTMと共同開発した製品をインド市場に投入する予定だ。KTMは、モトクロスバイク新モデルの好調な売れ行きと、コスト・コントロールを梃子に2010年8月期年度に黒字に転換、税引き利益1190万ユーロを計上した。
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