【ニューデリー】インドと日本は両国間の貿易品目の90%以上の関税を撤廃もしくは削減する『包括的経済協力協定(CEPA:Comprehensive Economic Partnership Agreement)』に1ヶ月以内にも調印する見通しだ。
ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネスラインが11月10/11/12日伝えたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)と米国インド・ビジネス・カウンシル(USIBC:US Indian Business Council)、そして米国商業会議所(AMCHAM:American Chamber of Commerce In India)が9日共催した会議の席上、Anand Sharma商工相は、以上の消息を語った。日印両国は、先月Manmohan Singh首相が訪日した際、CEPAに調印するはずだったが、実現しなかった経緯がある。Sharma商工相によると、インドと欧州連合(EU)の間の貿易/投資協定交渉も最後の詰めの段階にある。 ○商工相、印米CEPA交渉の再開提案
【ニューデリー】オバマ大統領が今回の訪印期間に米国が引き続き貿易の門戸を開放することを約束したのに励まされ、インド/米国間の『包括的経済協力協定(CEPA:Comprehensive Economic Partnership Agreement)』交渉を再開する動きが生じている。
ヒンドゥー・ビジネスライン、ザ・ヒンドゥー、ファイナンシャル・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが11月10/11日報じたところによると、Anand Sharma商工相は、オバマ大統領が次の訪問地ジャカルタに向けて飛び立った直後にインド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)/米国インド・ビジネス・カウンシル(USIBC:US Indian Business Council)/米国商業会議所(AMCHAM:American Chamber of Commerce In India)が共催した会議の席上、インドと米国はCEPAの締結を検討し、話し合いを行うべきだと語った。
これに対して米国のGary Locke商務長官は、米印両国は貿易と投資の自由化交渉を同時に進めるべきだと語った。しかし、Suresh Kumar商務省次官はオバマ大統領の訪印期間に地元紙のインタビューに応じ「米印両国は既に強力な関係を結んでおり、必ずしも自由貿易協定(FTA)を締結する必要はない」と語っていた。 ○印加FTA交渉開始
【ソウル】インドとカナダは12日、両国の国内総生産(GDP)を年間各59億米ドル上乗せし、両国の往復貿易を50%拡大 キる潜在性を有する、自由貿易交渉を開始した。
エコノミック・タイムズが11月12日、両国の新聞発表を引用し伝えたところによると、両国は野心的な協定交渉がタイムリーに妥結するものと期待していると言う。詳細は伝えられていない。