2010-11-12 ArtNo.44180
◆オバマ大統領、カシミール問題でインドの立場を支持
【ニューデリー】インドが米国企業と多数のビジネスおよび国防契約を結び、米国経済の回復を支援する姿勢を示す中、オバマ大統領はインドにとってこれ以上のものはないギフトを手渡した。すなわち、カシミール問題に対する米国民主党の長期にわたる立場を踏み越え、実質的にインドを支持する姿勢を表明した。
ビジネス・スタンダードが11月9日伝えたところによると、8日、ニューデリーのHyderabad Houseで、マンモハン・シン首相との二者会談後共同記者会見したオバマ大統領は、カシミール問題は住民の意思を尊重して、インドとパキスタン両国間で解決すべきであり、米国は解決策を提示する立場にないとの考えを明らかにした。これは、「カシミール問題はインドとパキスタンの二国間問題」とするパキスタンの立場否定し、カシミール住民の意思を重視するインドの立場を暗に支持したものと言える。
オバマ大統領はその一方で、カシミール問題の当事者らが、米国に何らかの役割を期待するなら、域内の利益、また米国の利益に立って如何なる役割でも担う用意があると付言した。
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