【チェンナイ】タミールナド州Chennaiに製造拠点を有する世界屈指のガラス・メーカーSaint-Gobainはインドにおけるソーラ・エネルギー市場の開拓に強い関心を抱いている。
ヒンドゥー・ビジネスラインが11月2日報じたところによると、フランス政府の顧問も務めるSaint-Gobain SolarのFabrice Didier重役(CEO)とSaint-Gobain IndiaのB. Santhanam重役(MD)はこのほど同紙に以上の消息を語った。Saint-Gobain Solarはドイツに、CIGS(copper-indium-gallium-selenide)技術を用いた20MW(メガワット)の薄膜太陽光発電(PV)モジュール製造工場を有する。同社はドイツと韓国に100MWのキャパシティーの第2、第3工場の建設を準備している。この種の工場のコストは約1000クロー(2.273億)。
集光型太陽熱発電(CSP:concentrated solar power)技術の開発・応用も手がける同社は、インドに工場を設けることにも関心を抱いているものの、市場規模が依然不十分で、インド政府の支援も必要なことから最終方針を決めていない。
Saint-Gobain Solarは『2007年度半導体政策(Semiconductor Policy of 2007)』に盛り込まれているような、政府奨励措置を希望している。
両氏はまた「インド政府は『ジャワハルラル・ネール全国ソーラ計画(JNNSM:Jawaharlal Nehru National Solar Mission)』の下、送電網に接続した太陽発電の設備能力を2013年までに1100MW(メガワット)、2017年までに3000MW、2022年までに2万MWに拡大することを目指しているが、2013年以降の奨励措置が存在しない」と懸念を表明した。