【ムンバイ】インドにおける最初の訪問地マハラシュトラ州Mumbaiにおいて6日、両国企業家を前に講演した米国のオバマ大統領は、今回の訪問に先立って両国企業の間で20件、総額100億米ドルの取引が成立、両国の貿易経済関係に新たなページが開かれたとするともに、米国において5万人分の新規就業機会が創出されるとの見通しを明らかにした。
ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネスライン、ザ・ヒンドゥーが11月6/7日報じたところによると、オバマ大統領は、『米印ビジネス起業家サミット(U.S-India Business and Entrepreneurship Summit)』において基調演説を行い、以上の消息を明らかにした。20件の取引には以下のものが含まれる。 ○GE、RPowerにUS$22億発電設備納入
General ElectricはReliance Powerがアンドラプラデシュ州Samalkotで進める2500MW(メガワット)発電所拡張計画に9FAガスタービン6基とスチーム・タービン3基を納入する。契約額は22億米ドル。 ○米国輸出入銀行、RPowerと融資覚書
米国輸出入銀行は、Reliance Powerが8000MWのガス発電プロジェクトおよび900MWの再生可能エネルギー・プロジェクトのために米国から機材を輸入する際、50億米ドルの金融支援を提供する覚書を結んだ。 ○ボーイング、空軍にC-17輸送機納入
Boeing社はインド空軍にC-17ClobemasterⅢ輸送機10機を納入する総額41億米ドルの契約を獲得した。米国44州のサプライヤー650社が恩恵を受け、米国国内に2万2160件の新規就業機会が創出される。 ○ボーイング、スパイス・ジェットと商用機納入契約
Boeing社はSpiceJetにB737-800商用機30機を納入する27億米ドルの契約を結んだ。これにより米国国内に1万2970件の新規就業機会が創出される。 ○GE、軽戦闘機用エンジン納入協議
General Electric Companyはインド航空開発機構(IADA:Indian Aeronautical Development Agency)にTejas軽戦闘機用F414エンジン107基を納入する交渉を進めており、妥結すれば、4440件の新規就業機会が創出される。 ○GE、ディーゼル機関車納入入札資格審査通過
GE Transportation and Electro-Motive Dieselは鉄道省が募集した向こう10年間にディーゼル機関車1000輌を調達する入札の資格審査を通過した。契約額は10億米ドルを超える見通し。 ○Robbins、トンネル掘削設備納入
Robbins CompanyはUnity-IVRCLにトンネル掘削設備、コンベア、その他の関連製品を納入する約1000万米ドルの契約を獲得した。後者はムンバイ市に水を供給するためのトンネル工事を予定している。