【ニューデリー】Nuclear Power Corporation of India Limited (NPCIL)は、今会計年度(2010/04-2011/03)2万4000ユニットの電力を生産する計画で、これは昨年度(2009/04-2010/03)の1万8000ユニットを33%上回る。1ユニット=1KW(キロワット)。
エコノミック・タイムズが11月2日伝えたところによると、NPCILのS. Thakur常務取締役(ED)は、2日催されたエネルギー会議Petrotechの会場で以上の消息を語った。それによると、輸入燃料を用いた原子力発電所の稼働率は100%、国産燃料を用いた原子力発電所のそれは70%となっている。NPCILは傘下に合計発電能力4560MW(メガワット)の原子力発電施設を擁し、内1400MWの施設は輸入燃料を、残りは国産燃料を用いている。 ○豪州元外交官、対印ウラニウム輸出に警鐘
【メルボルン】インドにウラニウムを輸出することに伴う、オーストラリアの損失は利益を上回る。
デカン・ヘラルドが11月1日報じたところによると、ベトナム、韓国、メキシコ等に外交官として駐在した経験を有するシドニー大学のRichard Broinowski教授は以上のように警鐘した。それによると、ウラニウムをインドに輸出することによりオーストラリアは日本や韓国に対して、核不拡散協定(NPT)を真剣に履行する意思がないとのシグナルを発信することになる。ベトナム、韓国、メキシコ等の国は、オーストラリアからの燃料供給を絶たれる恐れから解放され、核兵 墲フ開発に乗り出す可能性があり、その弊害をウラニウム輸出の僅かな収入で償うことは決してできないと言う。