SEAnews 2010-11-01 ArtNo.44144

【ニューデリー】Indian Railways(IR)は、7万クロー(US$159.11億)の貨物専用鉄道計画に用いる貨車を製造するため、国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)を仲間に引き入れた。SAILはIR子会社Rail India Technical & Economic Services Ltd(RITES)と、西ベンガル州Kultiに鉄道用貨車製造施設を設ける合弁契約を結んだ。合弁会社Bengal Wagon Industries Pvt Ltd(BWIPL)は、Kultiの『SAIL Growth Works』内に貨車製造施設を設ける工事に着手、第1期工事は2011年末までに完成する予定だ。
ヒンドゥー・ビジネスライン、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが10月31日報じたところによると、Mamata Banerjee鉄道相は30日以上の消息を語った。公共部門同士のパートナーシップがIRの新ビジネス・モデル。これにより SAILやRashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)等の公共部門鉄鋼メーカーは大規模な鉄道プロジェクトに鋼材を安定供給することができる。SAILは貨車／ディーゼル機関車、レールの製造に照準を合わせており、RINLは、ホイールとアクスル工場に対する納入交渉を進めている。
○Indian Railways、所有地を貨物専用鉄道計画に充当
【ニューデリー】Indian Railways(IR)は、その膨大な所有地の中から2万4000エーカーを貨物専用鉄道(DFC:dedicated freight corridor)計画に充当するため、強制的に農地を買収する必要はない。
エコノミック・タイムズが10月28日伝えたところによると、Mamta Banerjee鉄道相は、経済担当記者との会談の席上、以上のように指摘した。それによるとIRは、DFCを含む様々な鉄道プロジェクトにその所有地を使用しており、どうしても必要な際には地主の同意を得た上で買収を行う。このため農民の利益を損なうことはないと言う。
○タミールナド州政府、地下鉄路線延長計画
【タムバラム】タミールナド州政府は地下鉄路線をTambaramまで延長することを検討している。
ザ・ヒンドゥーが10月30日報じたところによると、タミールナド州のM.K.Stalin副首席大臣は29日以上の消息を語った。タムバラムは州都Chennaiの玄関口を成しているが、深刻な交通渋滞に直面している。このため目下、チェンナイ空港が終点の地下鉄プロジェクトを、タムバラムまで延長する必要があると言う。