2010-11-01 ArtNo.44143
◆JSPL、オリッサ州石炭液化事業にUS$109億投資
【ムンバイ】オリッサ州における石炭液化(CTL:coal-to-liquid)プロジェクトに4万8000クロー(US$109.10億)の投資を予定するJindal Steel and Power Ltd (JSPL)は、年間1万6000クロー(US$36.37億)の売上げを見込んでいる。
エコノミック・タイムズが10月29日、JSPLトップの言として報じたところによると、Naveen Jindal氏に率いられるJSPLは、11月中にオリッサ州政府と、同州Angul県にCTLプラントを設ける覚書を交換するものと見られる。JSPLは同地に年産600万トンの鉄鋼プラントを設けている。
○森林法違反でJSPL鉄鋼プロジェクトに陰影
【ブーバネスワル】オリッサ州におけるPosco IndiaとVedanta Aluminium Ltdの森林法(forest laws)違反問題が未だ収束せぬ中、今度はJindal Steel & Power Ltd (JSPL)がやはり森林法に違反した廉で訴えられた。
ビジネス・スタンダードが10月29日伝えたところによると、JSPLは2009年上半期にオリッサ州Angul県Badkerjangにおける総合鉄鋼プロジェクトと発電プロジェクトの工事に着手したが、ステージ1の森林認可が下りたのは今年3月に入って後のことだった。同社は2009年10月にAngul県の森林局から釈明を求められたが、同地は「森林ではない」とし、工事を停止しなかったと言う。
○JSW拡張プロジェクト用地申請、回答は年末以降に
【ニューデリー】カルナタカ州における2万クロー(US$45.46億)の製鉄所拡張計画を進めるJSW Steel Ltd(JSWSL)は、900~1100エーカーの用地を追加割当するよう州政府に求めたが、州政府の最終決定は今年末までかかりそうだ。
ビジネス・スタンダードが10月28/29日報じたところによると、カルナタカ州政府は28日、プロジェクトが実際に必要とする用地に関して検討作業を開始したと発表した。JSWSLはカルナタカ州Bellary県Toranagalluの年産680万トンの既存鉄鋼プラントのキャパシティーを2011年3月までに1000万トン、その後さらに1600万トンに拡張、600MW(メガワット)の発電所も増設する計画だ。第1期計画に1万クロー(US$22.73億)、第2期計画に1万5137クロー(US$34.41億)が投資される。
○JSW Steel/JSL Stainless、原料供給で協力
【ムンバイ】何れもO P Jindalグループに属するSajjan Jindal氏に率いられるJSW Steel Ltd(JSWSL)とその弟Ratan Jindal氏が率いるJSL Stainless Ltd(JSLSL)は、コークスとその原料の相互供給協定を結んだ。
ビジネス・スタンダードが10月27日伝えたところによると、JSWSLはJSLSLにコークス原料を供給、JSLSLは生産したコークスをJSWSLに供給する。JSLSLのArvind Parakh取締役によると、キャパシティー40万トンのコークス炉は既に完成、目下試運転中と言う。
|