SEAnews 2010-10-29 ArtNo.44134

【ニューデリー】国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)は、総額35億米ドル、4000万回線のGSM(global system for mobile communications)通信設備購買入札を計画している。
エコノミック・タイムズが10月28日伝えたところによると、BSNL筋はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、これにより2013年までの需要に応じられる。BSNLは一度に一括して発注するか、向こう2年間に2000万回線づつ分割して発注するか、まだ最終方針を決めていない。いずれにしても契約の3分の1は公共部門通信機器サプライヤーIndian Telephone Industries (ITI)に発注されると言う。
○Qualcomm、BWA移動体通信ビジネスの買い手物色
【ニューデリー】最近の広帯域無線接続(BWA:broadband wireless access)周波数域入札でマハラシュトラ州Mumbai／ニューデリー／ハリヤナ州／ケララ州の4サークルのライセンスを4912クロー(US$11.16億)で落札した米国のCDMA(code division multiple access)チップ・メーカー、Qualcommは、Reliance Communications、Vodafone Essar、Airtel、Aircelを含む主要テレコム企業に接触、BWA移動体通信ビジネスの売却を図っている。
ファイナンシャル・エクスプレスとビジネス・スタンダードが10月27／28日報じたところによると、Qualcommは、IntelのWiMAX技術に対抗するLTE-TD技術を引っさげインド・テレコム・サービス市場の開拓を目指したが、早くも撤収を決めたようだ。インド政府は周波数域の売却を禁じているため、周波数域を落札した現地法人の売却を図っている。これはInfotel Broadbandが周波数域入札直後にReliance Industriesに身売りしたのと軌を一にしている。しかしQualcommは、コストさえ回収できれば、売却に応じる意向で、プレミアムは要求しないと言う。
○Idea、Ericsson／Huawei／NSNを3Ｇ設備納入業者に
【ムンバイ】Aditya BirlaグループのIdea Cellularは、Ericsson／Huawei／Nokia Siemens Networks (NSN)を第三世代(3G)ネットワーク設備の納入業者に選んだ。
ファイナンシャル・エクスプレスが10月28日伝えたところによると、Idea Cellularは向こう12～14ヶ月間に3Ｇサービスに3000クロー(US$6.82億)を投資する。同社は全国11サークルの3Ｇ周波数域を5768.59クロー(US$13.11億)で落札した。Idea Cellularは、2Ｇネットワーク設備もこれら3社から調達した経緯がある。